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ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀

既存の社会の取り決めが不当な格差を生んでおり、集合行為を妨げているという点では、われわれは左派と同じ意見である。しかし左派の欠陥は、政府の官僚的エリートが社会の病理を治すとして、裁量的な力に依存していることだ。左派が思い描くエリートたちは…

ナンバーセンス ビッグデータの嘘を見抜く「統計リテラシー」の身につけ方

ビッグデータは救世主なのか 統計学者にとって、優秀な予測モデルは宝石のように光り輝いて見える。それでも、優秀なモデルが抽出した顧客の大半は「間違った陽性反応」だ。 この残念な結果は、予測可能な結果でもある。企業の経営者は、支離滅裂なマーケテ…

AI現場力 「和ノベーション」で圧倒的に強くなる

AIについてあまり分かっていない方による無知と誤解に基づくAI論が2割、残り8割はAIと関係ない筆者の経験談だが、いまいち議論の焦点が見えにくい。 米軍も活用する「シミュレーションによる学習」 ロールプレイングやケーススタディ、バーチャルリアリティ…

コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法

マッキンゼーの特徴は、ファクトベース。 決められた形どおりにファクトを集め、新人でも、正しい分析とそこから導き出される答えを得ることができるよう、優れたプログラムを持っていて、それによって、原則として、一プロジェクト三カ月で答えを出す。 シ…

論点思考 内田和成の思考

どうしたら正しい問題、あるいは解くべき問題に突き当たることができるのか。ボストンコンサルティンググループ (BCG)では、この解くべき問題(課題)のことを論点と呼んでいる。社内では毎日のように「このプロジェクトの論点はなにか」「ここで答えておくべ…

戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法

自分たちよりもはるかにビジネス経験、人生経験が豊富なクライアントの経営陣に対して、高い付加価値を提供しなくてはならないのだから、ハードルはきわめて高い。 頭脳的にも、身体的にも、そして精神的にも、「尋常ではないタフさ」が求められる。それが、…

「運命」と「選択」の科学 脳はどこまで自由意志を許しているのか?

4歳半前後の600人の子どもたちは、マシュマロというご褒美について選択肢を与えられる。マシュマロが1個なら今すぐその場でもらえるが、15分待てば2個もらえるという。12年後の追跡調査で、満足をすぐに得ないで遅らせることができた子どもは、誘惑に負けて…

なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?

91歳で生涯を閉じたピカソが、手元に遺した作品は7万点を数えた。それに、数カ所の住居や、複数のシャトー、莫大な現金等々を加えると、ピカソの遺産の評価額は、日本円にして約7500億円にのぼったという。美術史上、ピカソほど生前に経済的な成功に恵まれた…

金融工学者フィッシャー・ブラック

ゴールドマン・サックスの方が自由な研究が出来るし、論文に関してレフェリーとあれこれやりあうのがイヤになったためだ、というものだった。 そのときは天下のブラック博士の論文でも、レフェリーに拒絶されることがあるのか、と驚いたものだが、本書によれ…

シンギュラリティは近い

人間の脳は、さまざまな点でじつにすばらしいものだが、いかんともしがたい限界を抱えている。人は、脳の超並列処理 (一〇〇兆ものニューロン間結合が同時に作動する)を用いて、微妙なパターンをすばやく認識する。だが、人間の思考速度はひじょうに遅い。 …

ウォール街の物理学者

物理学と数学の世界で彼が扱うのは、複雑な幾何学図形の分類に関するきわめて抽象的な問題だ。とくに数字や計算をやっているわけではない(それくらい高度に抽象化された領域になってくると、学校で習うような数学とは似ても似つかないものになってくるのだ)…

愚直に、考え抜く。

調査も分析も、役に立つのは、課題方程式でいう「現実」を理解する部分である。しかし、「あるべき姿」を考えるのに調査と分析を使用すると、思考は止まり、予測というオリジナリティに欠けたものに陥ってしまう。 2018年1月に、セールスフォース社CEO (当時…

コンサル一〇〇年史

こうして戦後も政府や軍との強いコネクションを維持してきたブーズ・アレン・ハミルトンだったが、二〇〇八年、民間企業やアメリカ以外の政府公共機関に対する戦略コンサルティング部門を別会社として切り離し、アメリカ政府に対するコンサルティング(防衛シ…

プロフェッショナルコンサルティング

国際化で成功するためには、普遍化を追求するのではなく、逆に独自性=ウェイを大事にする必要があるということですね。 冨山 それがないところはグローバル化で揺らぐ。 逆に無色透明になろうとして、ウェイを失う。ビジョンって、まさにこの議論なんですよ…

Google式10Xリモート仕事術――あなたはまだホントのGoogleを知らない

機械学習は多数の事例を収集し、 その事例を説明するパターンを見つけ出します。 そして、そのパターンを使って新しい事例について予測するのです。 メール管理、 文書の書式設定、 デザインの提案、 グラフの作成······。Google では、仕事の生産性を劇的に…

完全教祖マニュアル

反社会的な教えを作ろう さて、ここからは具体的な教義作成について考えていきますが、最初にはっきりと述べておきたいことがあります。 皆さんの中に、宗教に関して次のような持論をお持ちの方はいませんか。すなわち、「宗教は社会の安寧秩序を保ち、人々…

人工知能―――機械といかに向き合うか

オーグメンテーションとは何か 自動化が労働市場に及ぼす影響を丹念に追跡しているマサチューセッツ工科大学(MIT)教授で経済学者のデイビッド・オーターは、最近の論文で 「ジャーナリストや専門家のコメンテーターたちは、人間の仕事がどれほど機械に奪われ…

コンサル一年目が学ぶこと

PREPの型に従う 結論から話す方法論としては、PREP法というものがあります。まずこの原則を理解しましょう。 PREPとは、次の用語の頭文字を並べたものです。Point=結論Reason=理由づけExample=具体例Point=結論の繰り返しで締める これを、繰り返し意識して…

ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

最先端の経営学は、MBAの教科書に反映されない 「学術的な知見のツール化」は、ファイブ・フォースなどの限られた例を除けば、十分に進んでいるとはいえません。なぜかというと、実は経営学者があまりこの「ツール化」に熱心でないからです。 第2章でも述べ…

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール

転職のOSをアップデートせよ 私がヤフーで働いていた時代に、当時の上司であり代表取締役社長だった宮坂学(現東京都副知事)さんは、社員に対して「株式会社俺」の意識を持つことの大切さを頻繁に語っていました。 「株式会社俺」とは、自分にとっての幸せが…

天才数学者列伝

オイラーはバーゼル大学の教授職に応募したが、採用されなかった。その頃、二人の友人はロシアにいて、王立アカデミーの研究員としてエカチェリーナ一世に仕えていた。二人はオイラーにたびたび手紙を書き、自分たちと同様の職に就けるよう努力を続けている…

PwC Strategy&のビジネスモデル・クリエイション

設立直後のアップル社では、キーボード、ソフトウェアからモニターまで、すべてをひとつのパッケージとしてまとめたアップルIIの製品化を計画していました。 「製品の製造を始めるだけで20万ドルくらい、すぐにかかる」ために資金集めを行い、その中で、投資…

「家族の幸せ」の経済学~データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実~

2015年時点での先進諸国について、低出生体重児の割合・・・日本はなんと上から2番目で9.5%(コロンビアと同率)と、世界でも低出生体重児が特に多い国のようです。日本人は遺伝的に小柄だからという理由はたしかに当てはまるものの、同じアジアの韓国は5.7…

シリコンバレーの一流投資家が教える 世界標準のテクノロジー教養

世界に目を背けてきたツケ 三本の柱(5G、クラウド、AI)すべてで日本は後れを取ってしまいました。特にAI分野が致命的に弱い。たとえば日本のトップ層の教育機関にはプログラミングを活用する統計学部が近年までありませんでした。AIを活用してデータ解析…

THE ONE DEVICE ザ・ワン・デバイス

book o t

私はSiriの開発部隊に異動した当初、ボスから新しいiPhoneを開発用にもらってこいと命じられた。 喜んで大急ぎでエンジニア向けにデバイスを配る社内店舗に行き、「新しいiPhoneをください!」と注文したところ、「iPhoneって何? そんなもの知らないよ」と真顔…

最高の企業文化を育む「少数」の法則

優れた会社の文化はすべて、会社の本来の魅力と、会社の使命に対して社員が抱く連帯感や責任感に基づいている。人は、報われ、認められていると感じることを求めている。チームの一員であることに喜びを感じたい。 何かを学びたい。有能で責任感のある仲間と…

社会人のための物理学I 古典物理学

速さは式(2.1)、(2.3) で表わされる「量」(スカラー)であるが、この速さに方向を加えたものを速度という。 たとえば、真北に向かう自動車 A と同じ一定の速さ vで真南に向かっている自動車 B は速さは同じでも速度は異なることになる。日常生活においては、…

VIP――グローバル・パーティーサーキットの社会学

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果糖中毒――19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?

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ギャンブルで勝ち続ける科学者たち: 完全無欠の賭け

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