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ドット・コム・ラヴァーズ

大学教授のようなスノビズムの権化のような職業の人がこういう本を書くなんて画期的、しかも「アメリカの大学院で成功する方法―留学準備から就職まで」を書いた吉原真里先生だなんて・・・。それにしてもここまで赤裸々に書くなんてすごい。こういうタイプの恋愛体験記(知性と教養を兼ね備えた女性の書くまともな恋愛論)は、貴重だと思う。


アメリカ=オープンなんていう単純思考に陥る気はさらさら無いが、大学関係者も普通にオンラインデーティングに登録しているあたり、アメリカってやっぱり程度の差こそあれ、日本よりはオープンなのかな~と思ってしまった。

 

恋愛関係や結婚生活において、自分の性格や言動の奇妙なところを相手に指摘されたときに、反論したり言い訳したりするのでなく、一緒に笑えるというのは、相当重要なポイントだと思う。

 

学者同士のカップルにとっては、二人が同じ地域で仕事を見つけることが最大の懸念になる。なかなかそううまくはいかないので、飛行機で何時間もかかるような距離を往復しながら、結婚生活を続けている人たちもたくさんいる。

 

意識的あるいは無意識の内に、やり直しのきかない人生の選択をいくつもするようになる。勇気を出してする選択によって、かけがえのないものを手に入れることもあるし、大事なものを失って二度と取り戻せないこともある。これまで持っていたものを失うのも辛いが、これから先に持つことができたであろうものを永久に手放してしまうことの痛みも同じくらい大きい。それでも、そうした選択の結果を、他人や状況のせいにすること無く自分自身で引き受けることが、大人になるということだろう。

 

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