漫画201712

レイリ☆☆☆☆☆

 4巻までまとめ読み。なんだこれは、噂には聞いていたけど面白すぎるぞ。1巻の岩明さんの作品作りに関するインタビューに納得させられ、2巻の室井さんの興奮冷めやらぬインタビューに共感を覚える。理屈抜きに最高。ストーリーと絵の雰囲気もマッチしている。

鬼滅の刃☆☆☆☆

ぶっちゃけた話、どこもかしもも中二病だし、知的レベルがそれほど高いとは思えないプロットなんだけど、やっぱり悔しいほど抜群に面白い。ギャグとシリアスのバランスも秀逸。これは真似出来ない、才能に嫉妬。

発想は小学生レベルなのになぁ・・・面白い。

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鬼滅の刃 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

Dr.STONE☆☆☆☆☆

 週刊少年ジャンプの新しい看板候補、分業体制でプロット・作画ともに高水準。サイエンスファンタジーというジャンルは週刊少年ジャンプには珍しいが、複数主人公体制でしっかりと週刊少年ジャンプしつつ、学習漫画としても機能している。ビッグプロットは善対悪のシンプルな二項対立構造で子供にも分かりやすい一方、単純なドンパチで争わないため、おとなも楽しめる重層構造。STEM教育の副読本にもいいのではなかろうか。アニメ化必至、漫画賞レースにもこれから度々顔をだすことになるだろう。

 王様達のヴァイキング☆☆☆☆☆

10巻を超えてもまったく勢いの衰えない、抜群に面白い漫画。一般的な日本人にあまり馴染みがない&世界的にはもっとも熱いITスタートアップ業界を、エンジェル投資家とハッカーの実質的なダブル主人公システムで描く。笑い要素が皆無で、登場人物の価値観が伝統的な日本人の価値観にそぐわないからなのか、想像以上に話題にならない漫画だが、これほど面白くてタメになる漫画もなかなか無いのでは。

ピーターティールの本を読むのは小中学生には難しいだろうから、とりあえずこの漫画を薦めてみよう。間違いなくドラゴン桜の1億倍勉強になると思う。

王様達のヴァイキング(14) (ビッグコミックス)

王様達のヴァイキング(14) (ビッグコミックス)

 

yamanatan.hatenablog.com

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寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。☆☆☆☆

 「三日間の幸福」の漫画化。既視感のある「世にも奇妙な物語」的なプロットだが、若干のご都合展開がありつつもしっかりとオリジナリティがあり、コンパクトだが読み応えのある作品に仕上がっている。

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 3 (ジャンプコミックス)

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 3 (ジャンプコミックス)

 
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1 (ジャンプコミックス)

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1 (ジャンプコミックス)

 
寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 2 (ジャンプコミックス)

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 2 (ジャンプコミックス)

 
三日間の幸福 (メディアワークス文庫)
 

ダンジョンのほとりの宿屋の親父☆☆☆☆

友達に紹介されて2巻まで、何ていうかダメな漫画ですね。ギャグマンガ日和とか銀魂ギャグ回とかに近いにおいがします。下ネタに頼りがちですが、ギャグセンス高くていい感じです。東谷さんの他の作品(下ネタ成分多めだそうな)も読んでみたくなりました。

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中間管理職トネガワ☆☆☆

 安定した悪魔的面白さ、第42話「取説」で抱腹絶倒腹筋崩壊

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中間管理録トネガワ(6) (ヤングマガジンコミックス)

中間管理録トネガワ(6) (ヤングマガジンコミックス)

 

鬼灯の冷徹☆☆☆

 安定した面白さ、新キャラの投入頻度も絶妙で、こち亀化していきそう。

鬼灯の冷徹(25) (モーニング KC)

鬼灯の冷徹(25) (モーニング KC)

 

 深夜食堂☆☆☆

ミックスフライは泣けた。パクチーも秀逸。

ファラ夫☆☆

出落ち感がすごい。表紙から期待値が高まっていただけに、そこまで内容がぶっ飛んでいなくて肩透かしを食らった。

ファラ夫(1) (ヤングマガジンコミックス)

ファラ夫(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

ブラッククローバー☆☆

また流れが一本調子に。面白いけど変化が欲しい。

 服を着るならこんなふうに☆☆☆

いつも勉強になります。本来の趣旨(ファッションに興味ない人間が最低限の常識を身につける)は1~4巻で達成されており、5巻~は人によっては教材というより読み物の属性が強くなりそう。早くフレンチダウンベスト買いたい。

服を着るならこんなふうに(6) (カドカワデジタルコミックス)
 

王様の仕立て屋〜フィオリ・ディ・ジラソーレ〜☆☆☆

こちらはレベルが高すぎて全く参考にならないファッション漫画、時事ネタもしっかり入った大人向け、ストーリーしっかりしていて、爆発こそしないが安定して面白い。

 からかい上手の高木さん☆☆☆

 まったく飽きない、ひたすら癒される。

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──大人になった高木さんのビジュアルはすんなりと描けましたか?

山本:そうですね。でも外見自体はあのまんまだろうなっていう感じはしてたので。そのまま身長が伸びて、多少おとなしくなったくらいで、多分そんなに変わっていないと思います。
担当:高木さんを描くとき、ひとつだけ相談されたよね。高木さんの胸をどこまで大きくしたらいいですか?って。「知らん」って答えた気がするけど。
山本:はい(笑)。そう言われたら、まあ小さくしますよね。

──先生は巨乳キャラってあんまり好きじゃないんですか?

山本:そうですね。単純にぺったんこが好きなんです(笑)。だから『ふだつきのキョーコちゃん』に出てくるキャラクターに、日々野さんって巨乳設定の女の子がいるんですけど、それも自分の許容範囲を超えちゃっていて…。連載しながらバレないように小さく小さくしてました。
担当:いや、バレてるからねそれ…。登場人物のバランスに必要だから、って何度言っても小さくするから、そのうちに諦めたんです(笑)。

──1日のサイクルはどんな感じでしょうか?

山本:だいたい朝の8時か9時ぐらいに起きて、家のこととか犬の散歩とかをしながら夜まで仕事をしている感じです。深夜0時くらいからゲームを1〜2時くらいまで遊んで息抜きしたら、そのあとまた原稿を3〜4時くらいまでやって寝るって感じですね。たまにゲームやり過ぎて睡眠時間削っちゃって、次の日の昼間うつらうつらしてることもあります(笑)。

──どのぐらいお時間がかかるものですか?

山本:例えば『高木さん』は毎回その都度、「今回は何をさせようかな?」っていうところからスタートしているんですけど、こういう話にしようって思いつくのに2〜3時間、そこからネームにするのに5〜6時間くらいですね。1日あればネームが1本できるくらいです。

──え、1話分ですか?

山本:はい。16ページ分。

──それって、やっぱり他のマンガ家さんと比べてもかなり早いのでは?

担当:そうですね。『キョーコちゃん』だって早いけど、『高木さん』は異常ですよ。打ち合わせをして、その日に電話をしたら「もうできてますよ」なんてことが本当にあるんですよ。この前も打ち合わせして、なんやかんやして家に帰ったらもうネームが届いてましたから。どういう時空なんだよって。精神と時の部屋があるのかっていう。
山本:そりゃあ毎回知恵熱出るくらい悩んでますから。
担当:普通だってば(笑)。マンガ家はみんなそれで悩んでるんだから…。

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IT'S MY LIFE☆☆

 8巻のLINER NOTESにもあるように「自分としては最初からこうするつもりで作っていたのですが、ただのほのぼのおうちギャグだと思って読み始めた人は面食らっているかもしれませんね。」と、7巻の終盤から路線が急転回。7巻のコメントでも書いたけど、おうちギャグならIT'S MY HOMEって題名にするよね~。往々にして、シリアスものになると一気に既視感たっぷり中二病展開になるのであまり好きじゃないんですが、helckほど一気に醒めなかったので、最後まで付き合おうと思います。10巻でラストかな?9巻読んだらまた追記します(8巻は積読ってましたが、9巻出るので読んだ)。

IT’S MY LIFE 9 (裏少年サンデーコミックス)

IT’S MY LIFE 9 (裏少年サンデーコミックス)

 
IT’S MY LIFE(8) (裏少年サンデーコミックス)

IT’S MY LIFE(8) (裏少年サンデーコミックス)

 

 信長協奏曲☆☆☆

ドラマ化もされ、第57回小学館漫画賞少年向け部門も受賞しているなど定評のある作品。へうげものが2005年~で最近完結、協奏曲が2009~、信長のシェフが2011~、雪花の虎が2015~。日本人はやっぱり戦国時代が好きなのか、定期的にブームがきますね。ちなみにアニメ・ドラマ化は2014年でした。m-floのtaku takahashiが音楽をプロデュースするなど、色々とお金がかけられていて恵まれている作品だなーと思った記憶。一時の熱狂は去ったものの、本編は本能寺の変に向かって着実に歩みを進めており、安定して面白いです。18~20くらいで完結するんでしょうかね、どのようなヲチにもっていくのか非常に楽しみです。

信長協奏曲 オリジナル・サウンドトラック Produced by ☆Taku Takahashi(m-flo)

信長協奏曲 オリジナル・サウンドトラック Produced by ☆Taku Takahashi(m-flo)

 

 Baby steps☆☆☆

 今月に出る47巻でめでたく完結を迎えるので、復習を兼ねて再読。丸尾君の分析テニス、野村さんならIDテニスと名付けそうな徹底的に科学的で合理的なスタイルは、馬鹿げたスポ根や超能力が幅をきかせる漫画や現実の世界を、正論で真正面からぶん殴るくらいのインパクトがあった様に思います。読んでいてとても納得感があり、やっぱりスポーツ漫画はマガジンだなぁと感じました。クリシュナとの対戦はこれまでの分析テニスの総決算、緻密で読み応えのある戦術の応酬、駆け引きの妙を最後までじっくり楽しみたいですね。

ベイビーステップ(46) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(46) (講談社コミックス)

 

 ☆☆☆☆☆

最終巻読み終わりました。えっ、ここで終わっちゃうの!?また一段と面白くなりそうなのに!!と、この「もっと読ませて」って状態で終わるのが漫画にとって一番理想なんでしょうね。『ヒカルの碁』で少年漫画を描きたいと思うようになった勝木先生にとっては、完璧なフィニッシュだったのかも(内実は分かりませんが)。

  • ――連載をする上でもっとも苦労したことを教えてください。

    勝木先生:試合が長くなってしまうことです。本当はもっとてっとり早く試合を進めたい時もあるんですが、ついつい細かく描いてしまって。スポーツ漫画は読み切りでも描いたことがなく、『ベイビーステップ』がはじめてだったので、最後まで手探りでした。

  • ――漫画家を志すきっかけとなった作品と、憧れの漫画家について教えてください。

    勝木先生: 小学生の頃に 『ふしぎ遊戯』にハマって漫画を描き始め、『ヒカルの碁』で少年漫画を描きたいと思うようになりました。憧れの作家さんは多すぎて挙げられません。

  • ――勝木先生の最も好きなテニスプレイヤーを教えてください。

    勝木先生:レイトン・ヒューイット選手です。最初に好きになった選手だったので、今でも別枠で好きです。

  • ――なっちゃん・エーちゃんと並んで池爽児も大人気のキャラクターでした(第1回人気投票3位)。池とエーちゃんの試合を期待した読者も多かったと思いますが、先生ご自身はこの2名の対戦をあまり意識しなかったのでしょうか?

    勝木先生:連載をはじめた頃は、そこまで丸尾が強くなる所まで描けるかわからなかったので、憧れの存在として出していました。対戦させることは出来たかもしれませんが、タイミングが合わなかったですね。

百姓貴族☆☆☆

 相変わらず安定して面白い、荒川作品で一番面白い。個人的にはメタネタが好物。

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恋は雨上がりのように ☆☆

ユイちゃんが可愛くなった。ストーリーはこのまま小説のようにふんわりと着地しそうですね。

 ギャグマンガ日和☆☆☆☆

 最近マジメな漫画が続いてギャグ成分が少なかったので、久し振りに全巻読み返してみました。やっぱり219幕のスゴロク回は至高。

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ニコ動もあるみたい。

【日和】一人で第219幕を音読デュエルしました by まっこる - ニコニコ動画

ファミリアクロニクル☆☆☆

 外伝も全部面白いとか大森さん半端ねぇ。

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www.animatetimes.com

  • ステータスやスキルが背中に表示されるというのも斬新な発想でした。こちらはどのようにして生まれたのでしょうか?
    大森:元々はWeb小説として投稿していた作品だったので、多くの人に読んでもらえるように、キャラクターの能力の数値化という当時の流行をファンタジー世界に落とし込みました。後は現実に存在するヒエログリフの碑文を見て、ぱっと思い付いたような気がします。

  • ――ちなみにお気に入りのキャラクターはいますか? 理由もお聞かせいただければと!
    大森:ミノタウロスです。正ヒロインだからです。

転生したらスライムだった件☆☆☆

 こちらも安定した面白さ、人気原作あり分業制は質が担保されていて安心感があるね。王様豪快で好き。6巻でようやく『魔物の国の歩き方』に繋がりました。

転生したらスライムだった件(6) (シリウスコミックス)

転生したらスライムだった件(6) (シリウスコミックス)

 
転生したらスライムだった件?魔物の国の歩き方? 1 (ライドコミックス)
 

だがしかし☆☆☆

 そろそろ9巻が出るので、積読していた8巻を。ほたるさん復活でようやく日常に。基本的にプロットは同じ構成だが、飽きの来ないストーリーテリング。ビッグプロットの変則三角関係も並行進行しており、全体的に巧く、狙いも含めて本当によく出来た漫画。アニメ2期もスタートで、盤石。

なんて私利私欲に忠実な家系なんだ・・・

だがしかし 8 (少年サンデーコミックス)

だがしかし 8 (少年サンデーコミックス)

 

 

だがしかし(9): 少年サンデーコミックス

だがしかし(9): 少年サンデーコミックス

 

星と旅する☆☆

 ルナちゃんが可愛い。設定的にこれから面白くなる可能性あり。好きな絵柄です。

 イムリ☆☆

 25巻くらいで完結するかな。記憶が曖昧なまま読み進めているので笑、完結したら通読したいです。

 最近この世界は私だけのモノになりました☆☆

 プロットに粗さが目立つが、アダルト漫画と考えれば許容範囲内。1巻からの伏線をどう回収するかだけが多くの読者の関心事だったかと思われますが、それなりにいい感じでまとめたねと。何のサプライズもなかったけど、破綻していないだけまし。ただ、敢えて読む必要があるほどの作品ではなかった。

 この素晴らしい世界に日常を!☆☆

 ファンブック的な位置づけ

左門くんはサモナー☆ 

序盤は結構面白かったんだけど、伏線の回収が杜撰すぎる。完結おめでとうございました。

左門くんはサモナー 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)

左門くんはサモナー 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

プラチナエンド

 なんかもう全然おもしろくない。

プラチナエンド 7 (ジャンプコミックス)
 

 

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