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経済学の宇宙

宇沢先生が最初に持たれた講義の題目は「経済変動論」でした。黒板の前に立ち現れると、いきなり消費者選好に関する新古典派の公理系について解説を始められたのには面食らいました。苦笑交じりのどよめきが教室に起こりました。幸い、消費者選好の遷移率や…

カクメット

まさかヘルメットなんかに(失礼)グッドデザインなものがあるとは思いませんでした。無骨でモダンという謎ベクトルにガンダム好き中二病な僕らは反応せざるを得ない一品。スタッキング能力にカラーバリエーションの多様さにも心くすぐられる(ΦωΦ) カクメッ…

完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯

ボビー・フィッシャーの問題は社会性にあった。幼い頃から自分のリズムにこだわりがあって、それが他の子供達の成長とは相容れない場合が多かったのである。・・・自分がやりたいことをやり、それをやる時間、場所、方法を、自分で選びたがったのだ。・・・…

科学者という仕事

教科書では、すでに出来上がっているものを、読者になるべく理解しやすいように説明することに重点が置かれている。したがって同じ結論が述べられていても、発見者がそれに、どのようにしてたどり着いたかを如実に示している原著の面白みや価値に比べれば、…

研究力

有馬朗人 一流の人と付き合うことが必要だ。ある時期に、徹底的にすごいと思う人のそばにいることも必要です。すごい人、独創性の非常に強い人に出会うことも大切ですが、ある時期には自分が独立して自由に発想できるような場所にいることが必要です。やはり…

恋する天才科学者

晩年、デーヴィはこう呟いたそう。「私は科学上の発見を随分したが、私の生涯最大の発見は、ファラデーを発見したことだ。」 ハンフリー・デービー - Wikipedia 「演者としては、神業のように下手くそに話した」と言わせるくらいプレゼンテーションが下手だ…

可変思考

アメリカ人というのは、きちんと多数決の結論が出るまでは、実に大人げないと思うくらい柔軟性に欠ける面がある。自分の意見を主張しだすと、一歩も譲れないような意気込みだが、最後に結論が決まると俄然柔軟性を見せ始める。・・・ところが日本の教授会だ…

奇想天外な科学実験ファイル

「どうして自分で自分をくすぐってもくすぐったくないのか」 ひとつ目の説は、くすぐるのは社会的行為であるため、自分以外の人間が触れないと反応が起こらないという「対人関係説」で、もう一つの説は、くすぐったいと感じるのは、予測不可能なことや驚きな…

狭小邸宅

「てめぇ、冷やかしの客じゃねぇだろうな。その客、絶対ぶっ殺せよ」 「はい、絶対殺します」 「おい、お前、いま人生考えたたろ。なんでこんなことしてんだろって思ってたろ、なぁ。なに人生考えてんだよ。てめぇ、人生考えてる暇あったら客見つけてこいよ…

決断力

コンピューターの進歩したこの頃はむしろ、問題を定義されたままに解いたほうがいいのです。当然ながら鮮やかにかつ正しく解けますから、かえって実現も意外とやさしい。 知識は単に得ればいいというものではなく、知識を積み重ねて理解していく中で「知恵」…

小室直樹の世界―社会科学の復興をめざして

生涯で自分がいい本だと思ったら、その名著を最低十冊はまとめて買いなさい。そして最低100回は読みなさい。すると著者が何を言いたいのかわかるし、またある時は眼光紙背に徹すといって、著者以上に物事がわかってくる 方法論と学問基礎論と実証の研究をや…