漫画201909

初期からの読者が読みたいものと、作者が書きたいものの間にギャップが生まれて、埋まりそうにないまま終わりそうだな、という感想です。2点

近隣諸国との政治的駆け引きみたいなプロットが並行していますが、ぶっちゃけ本編に深みを与えるわけではなく、今のところ完全な蛇足かな、という感じです。やっていることが基本的に同じなので、マンネリ化を避けたいという気持ちは理解できますが、「深夜食堂」路線のほうがこの作品には合っているように思います。3点

そろそろキャラ名が覚えられませんが、安定ののんびり農家ライフ。後半はさくさくバトルで、こちらもテンポがいいですね。引き続き、人にお勧めできるクオリティです。アニメには向かない作品だとは思いますけど。4点

ハンターハンターからちょくちょくとネタをパクってくることで個人的に有名な失格紋。グリードアイランドの次は何をパクってくるのかと思ったら、「マチの縫合」と「ゲンスルー戦で使った大穴」の2ネタをパクってきました。後者はちょっと穿って見た気もしますが、マチのほうは完全に有罪では笑。3点

アニメは好調、美少女たちの山賊ダイアリーのように日常系路線へのシフトもありな気がしますが、大前提として彼女たちは遭難中ということで、色々と変化をつけてきた5巻。各人の成長も一通り描いたので、タイミングとしては脱出を考えてもよさそうです。エロ成分をやや増やしたのも、判断としては悪くないように思います(これ以上は不要だけど)。7-8巻くらいでキレイに着地できると大成功でしょうか。それにしても父親が出てこなくなったな。4点

ちょうど1年前が11巻のレビューで、そのときはリップシュタットをやっていたんですね。この1年間くらいは双方の国内部のゴタゴタがメインの話でしたが、久しぶりに帝国対同盟が復活です。本巻のテーマはユリアンの成長でしょうか。これまでも優秀なバイプレイヤーとして活躍してきた彼ですが、遭遇戦以降一気にプレゼンスが増していきます。下のシーンなどは、そうした役柄の変化を象徴的に示すシーンなのかな、と感じました。

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  1. 第六次イゼルローン(794/485)
  2. 第六次イゼルローン
  3. 第六次イゼルローン、第三次ティアマト(795/486)
  4. 第四次ティアマト(795/486)、アスターテ(796/487)
  5. 第七次イゼルローン(796/487)
  6. カストロプ動乱(796/487)
  7. 帝国領侵攻(796/487)
  8. アムリッツァ星域会戦(796/487)
  9. リップシュタット戦役(488~)
  10. 救国軍事会議のクーデター
  11. イゼルローン回廊帝国側宙域の遭遇戦←イマココ
  12. 第8次イゼルローン攻防戦
  13. ラグナロック(神々の黄昏)作戦

英伝は、現実社会への風刺として非常によくできた作品だと思っており、そうした風刺ファンにとって本巻の最大の山場は、無意味な査問会ですね。5点

『他人の業績に敬意を払ったり高く評価することができない人がいるのです。もし自分にその機会が訪れていたら自分でもできていたと思う人々です』

yamanatan.hatenablog.com

キングダムも銀河英雄伝説もコンスタントに話が進んでくれて嬉しいです。ようやく趙峩龍とも決着ということで、趙戦はもう二波乱くらいありそうですが、ようやく終わりが見えてきたという感じ。しかし、堯雲も趙峩龍も実在していないのでいくらでも話が盛れてしまうなぁ、と回想編を読みながら苦笑。おまけマンガではみんなだいすきなファルファルの謎が解き明かされます(解き明かされない)。4点

面白いだけの漫画の筆頭格、気づけば20巻も目前の長寿作品に。ギャグ漫画なのに作中でどんどん月日が流れていき、サブキャラだったはずのあの人はとうとう表紙になりました。作中では、主人公だったはずのヒナがすっかりサブキャラになりつつあり、閣下まつりの様相を呈してきました。読後に「我々は何を読まされているんだろう」と複雑な気持ちになるのが常ですが、そんなことを考えるだけ無駄な作品です。4点

 知り合いから面白いと勧められたので読みました。ヒナまつりに通じる面白いだけの漫画でした(褒め言葉)。出落ち感満載ですが、飽きずに読み進められたので、ベーシックにギャグセンスが高いんだろうなと思いました。この作品にはまったく不要な「画力の高さ」も魅力的です。5点

ようやく長い旅立ち編が終わり(旅立ちからラスボス戦)、もうこれで終わってもいいんじゃね?と思いつつ、ようやく長い冒険が始まりました。設定が凝っているので、どう活かすか楽しみです。前半4点、後半3点

新キャラの使い方がうますぎるので、ほかの作品は見習うべきだと思います。これだけ続けてマンネリをまったく感じさせないのは素晴らしいです(主人公の二人の出番の数は顕著に下降線をたどっているけど)。4点

定期告知

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