スーツケース比較
はじめに
5年くらいメインで使っていたサムソナイトのスーツケース(70リットルくらい)のキャスター部分がとうとう潰れたので、久しぶりに新しいスーツケースを検討中でいろいろと比較してみた。海外旅行を検討している人向けに備忘録として。
- 「海外滞在平均5日程度、毎回お土産は可能な限り買う」というスタイルなので、容量は70リットル~100リットル程度
- 素材は重量重視でポリカーボネイト(PC)が最有力。アルミ合金は重さ、ABS樹脂は耐熱性、耐燃性と耐衝撃性が懸念材料。もっとも、素材は進化しているので、ABSだからだめということはない。カーボン素材は安ければ使ってみたい。
- といいつつ、アルミ合金はやはり格好いいので、RIMOWAのトパーズ、TUMIの19 DEGREE、ゼロハリのGeoあたりは検討した。
- キャスターは4輪一択、ストッパーはあれば嬉しい程度でそこまでこだわりはない。静音性はあまり重視しないが、ダブルキャスターは必須。耐久性もあるに越したことはない。口径も大きいほうが楽(エース・プロテカはダブルキャスターが少なかったので候補から外れた)。
- 開閉部はフレームタイプ一択。防犯性や強度でファスナータイプは劣る(サブや機内持ち込みサイズならありだけど)。
- TSAロックは可能な限りダイヤル式が望ましい。
- 値段的には3~5万円程度を想定。消耗品で見せびらかす気はないので、高すぎるものは嫌だが、安すぎるものは細かい点に配慮されていないことが多いのでこのくらいのレンジ。
比較
RIMOWAのLIMBO(75L/5.7kg)、ミュンヘンでトランジットしたとき、Hetzeneckerで後輩に買って帰ったモデル。RIMOWAは2018年にモデルを一新したので、現行のラインナップではハイブリッドのCheck-In L(84L/5.9kg/12万円くらい)とCheck-In M(62L/4.9kg)の中間くらいに対応します。性能は申し分ないが、コスパがちょっと・・・。
サムソナイトのTru-Frame、スピナー76(85L/5.0kg)。こちらも性能は申し分ないが、コスパに劣る。
ゼロハリバートンのClassic Poly(80L/6.0kg)、がっしりしているのでサイズ重量比がやや悪いものの、無骨なデザインが好きな人にはオンリーワンの存在に。
おしゃれなスーツケースがほしいけど、リモワ価格が嫌ならアジア・ラゲージ(日本の下町メーカー)。やや割高なので今回は敬遠しましたが、作りがしっかりしていて好印象です。
BERMASのPRESTIGE2、68c(83L/4.8kg)か73c(97L/5.4kg)、もしくはPRESTIGE3の67c(87L/5.4kg)。97Lは大きすぎてあまり売れなかったんでしょうか。素材はポリカーボネートプラスでキャスターは50mm(前)+60mm(後)(HINOMOTO)。
BERMASはRIMOWAほどの知名度が無いものの、1919年創業で歴史のあるドイツの名門ブランド。僕自身、キャビンサイズのBERMASを愛用しており、その耐久性は高く評価している。コスパも優秀だが、TASロックがキー式なのが残念ポイント。プレステージ4では、ぜひともダイヤル式TASロックにしてほしい。
触ってみるととにかくしっかりと作り込まれていて、コスパ最高。
さすがにお高いが、アルミ合金一体成型もすごい。(82L/6.5kg)