「幸せをお金で買う」5つの授業

 人々は物質的な購入に対しては、買ってからの後悔を経験する可能性がずっと高いのです。

マーク・トウェインの「20年後のあなたは、やったことよりも、やらなかったことによって失望しているだろう」

 

経験的な買い物に対する満足感は時が経つにつれて増していく傾向があるのに対し、物質的な買い物に対する満足感は減少する傾向があるという研究結果が出ています。

物質的な所有物は、段々と背景の一部と化していくように思われるのに対し、経験的な買い物は、時間がたつにつれますますよいものに感じられるようになるのです。

 

エピソードとエピソードの間に休みが入ると楽しさが増えるという結果をカリフォルニア大学サンディエゴ校のリーフ・ネルソンとニューヨーク大学のトム・メイヴィスたちの研究チームが発表しています。おそらく、彼らの研究結果で最も驚くのは、CMがテレビを見るという経験をより良いものにしてくれるという部分でしょう。

とても面白い番組でさえも、5~7分後には飽きてきて、楽しさが減少し始めます。そこにCMが入ると、適応プロセスが中断され、再び番組が始まったときには、私たちはまた番組の登場人物に恋するようになるのです。

 

  1. 経験を買う
  2. ご褒美にする
  3. 時間を買う
  4. 先に支払って、あとで消費する
  5. 他人に投資する
「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)

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