プライベートバンカー カネ守りと新富裕層

証券営業は顧客の奪い合いでもある。野村では他の野村支店の顧客を取ってくると、社内で評価された。「この世界は野村同士でも弱肉強食だ。お客さんを取られる方が悪い」・・・逆に、日興証券山一證券の客を引っ張ってきても、「何だ、それは?」という感じだった。本当にポテンシャルがある顧客は野村にしかいない。野村の顧客以外はとってもそれほど価値がない。

五菱会事件 - Wikipedia

「お客様にはまず5億円をご用意頂きます。残り10億円は投稿で融資をさせていただきます。とすると、5億円を出しただけでなく鳴ったときには50億円の死亡補償金を得られます。そうなると、10億円の融資分を返済しても、35億円が手元に残る計算になります。」

「5年はここで頑張らないといかん。相続は大変だよ。我慢することが大事だ」

54階建てのオーチャードレジデンス・・・階下はショッピングビル。六本木ヒルズのしたに、銀座三越デパートがついているような作りで、一階だけで22軒のブランドショップが立ち並び、「妻をそこで解き放ってはいけない」というジョークまである。「旦那のクレジットカードを渡した日には、破産だから」というのだが、その程度で破産する住人はここには暮らしていない。

「大金持ちになってしまうと、たいていの人は儲けに関心がなくなってしまうのですよ」・・・だって、(イグジット組の)彼らは寝ていても(投資や金利で)何億円も入るんですから。一方、事業でお金を儲けるのは大変ですよね。

最初に脱落するのは息子の嫁が多いという。・・・妻たちにはもともと移住しようというモチベーションがなく、語学が不自由でローカル社会に溶け込めない。2,3年で帰国する現地駐在員とは世界が違い、友人もいないことが多い。・・・相続対策のために妻と子供でシンガポールに移住したい、という金持ちが来るんです。そういう方にわたしは『我慢できませんよ』と言います。『オフショアブームに乗るのはいいが、税金ゼロのために人生後半の貴重な5年間を何もしないで毎日ぼーっとしていられるんですか』と。

「ここでは英語が下手でもかまわない」とボスは言っていた。そのほうがずっと扱いやすいということなのだ。英語力がなければ他のプライベートバンクにスカウトされる心配がないし、万一、転職できたとしてもBOSから顧客資産を引き抜くことが難しい。資産移管手続きには英語の書類を読み込む語学力が不可欠なのである。

 第一のフラッグ・・・国籍を持つ国、第二のフラッグ・・・ビジネスを営む国、第三のフラッグ・・・居宅を持つ(永住権・市民権を持つ)国、第四のフラッグ・・・資産運用を行う国、第五のフラッグ・・・余暇を過ごす国

「我々が充実した人生を送ろうとしても、すべての面で高条件を満たす国はありえない。ある国は税金が高く、ある国には兵役があり、商習慣も言葉の問題もある。だからこれら5つの国を適宜使い分けよう」というのである。

仕事をし続ける喜びを語る人がいるが、それは日本人だけではないか。欧米人は大成功したらぱっと仕事を辞める。。。。みんなはこれからも働くんだ。死ぬまで働き詰めだなあ。

税金を払わない終身旅行者―究極の節税法PT

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プライベートバンカー カネ守りと新富裕層
 

 

カンボジアにあるゴム農園の購入を巡って、一人の銀行職員が(元病院長の)書類を偽造し大騒ぎとなっている。実に100万米ドル(約141万シンガポールドル以上)をプノンペンの銀行口座に流そうとし、最後は牢獄でゴールを迎えることになった。

日本国籍の被告・梅田専太郎は、3件の文書偽造で詐欺罪となり、裁判官から禁固3年を言い渡された。41歳の被告はシンガポールの永住者であり、Bank of Singapore(シンガポール銀行=BOS)のエグゼクティブディレクターだった。その職務は、日本市場を開拓し、クライアントのポートフォリオを管理することだった。彼は2013年12月24日に解雇された〉


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