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心は実験できるか―20世紀心理学実験物語

認知的不協和の理論は、信念に反する行動に対する報酬の価値が低ければ低いほど、信念を変える可能性が高くなると予測する。ひとかけらのキャンディで、一本のたばこで、一握りのコメで自分の魂を売ったとするなら、なぜそうしたのかはっきりと納得できる理由を考え出した方がいい。・・自分の書いたものや嘘を、後で取り消すことができないのなら、信念を変えればよい。そうすれば信念に責められることもなくなるし、自分は愚か者でも無くなる。

ドラッグ自身もそうだが、離脱症状についても過大に評価され続けてきたと思う。・・それを手にしたまま戻さないときには、それは、その物質に本来的に抗しがたいものがあるからではなく、ラットや人間がその時置かれた環境全体において、有害な薬物摂取よりましな選択肢がないからなのである。アレグザンダーの世界では、依存症というのはライフスタイルの一つの戦略であり、人間の立てる戦略がすべからくそうであるように、教育や娯楽や機会の影響を被る。それは一つの選択なのである。

心は実験できるか―20世紀心理学実験物語

心は実験できるか―20世紀心理学実験物語

 

 

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