我々が頭が切れる、と感じる生徒は、問題に対して的確に素早く対処できる生徒であり、それが数学の天才と世間では思われているのである。これは間違ってる。なぜなら、少なくとも人類の歴史上、優秀な業績を残した数学者の伝記を読んでも、彼らが、とても頭が切れるとは思えないからだ。
- 時間をうまく使う能力
- 数学の試験・音楽(演奏)・体育
- 空間をうまく使う能力
- 数学・絵画
数学の問題を解く実力は、授業を理解することとはほとんど関係がないのだ。・・とりあえず大切なことは、問題を解くことなのだ。数学の最も効率的な学習法は、ひたすら問題を解くことである。数学の公式や定理などは、問題を解くためのただの道具に過ぎないのだ。
数学は理解しただけでは全く役に立たない。ある問題が与えられたときに、その問題に対して自分なりに論理を構成し、正しい答えを導くという、かなりの自立精神が必要なのである。
「空間と時間のトレードオフ」という言葉がある。・・時間をかけたくないのであれば、空間をフルに利用せよ、ということだ。
高校数学とっておき勉強法―学校では教えてくれないコツとポイント (ブルーバックス)
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