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プロ論

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 中村修二

「同じ会社に勤めるのが美徳だ」「会社を辞めるのはいけないことだ」こんな完全に間違った倫理が、日本では未だに幅を利かせている。みんな知らず知らずのうちに、洗脳され続けている。どこに気づく必要があります。
会社を辞めることは、とてもいいことなんですよ。何故なら、自分を進歩させることができるからです。会社をゼロからやり直すのは面倒だし、苦労が多い。でも、だからこそ自分を磨くことができる。逆に、会社を辞めなければどうなるか。ラクチンです。勉強もしなくていい。しかし、能力も磨けない。
日本のビジネスパーソンには、夢がないと言われます。でも、小学生くらいまではみんな夢を持っているんです。ところが、大学受験がその芽を摘んでしまう。受験の過程で夢をあきらめてしまう。大学に行っても夢がないから、何をしていいか分からなくなる。だから適当に遊んでしまう。すると卒業するときに自信がない。その結果、安定志向に走るしかなくなる。自信がないから、平凡な人生でいいやと思ってしまう。そのうえ就職後は、我慢は美徳だ、なんて間違った倫理で洗脳される。なんだか、操りやすい人形を育てているかのようです。
大組織の仕事は面白いとは言い難いと私も思っています。もう仕事の進め方は固まっているから一部分をやるだけ。全体が見渡せないから、仕事はつまらない。能力なんてたいして関係はない。
「大企業がいい」「会社を辞めてはいけない」・・・こうした歪んだ洗脳プログラムを解くためには相当な努力が必要です。
一番大切なことは、自分が好きな分野で、好きなことをやることです。

養老孟司

そもそも先のことなんか、誰にもわからないんです。どうなるか分からないけど、まずやってみよう。そういう気持ちが苦境を切り抜けるパワーを与えてくれる。ところが若い人は発想をなかなか変えられません。
人というのは、いつ死ぬか分からないんです。ボーっとしてたら、あっという間に終わってしまう。だから、まず一生をどうやって生きていきたいのかというところから、きちんと考え直したほうがいいと僕は思う。そして勇気を出して、自分が決めた新しい生き方で第一歩にチャレンジしてみる。これは危ないかもしれないと思っていたことを、思い切ってやってみるんです。
若い人は、ああすればこうなると、固定化された図式にすぐに当てはめたがる。でも、人はそんな簡単なものじゃない。
大事なことは、これが自分の生き方だ、自分の仕事だと決めることです。好きだからでも、面白いからでも、人のためになるからでも、動機は何でもいい。自分で決めたなら、仕事なんて何やったって同じだと思う。
でも一歩を踏み出さなきゃ、好きかどうかも分からないでしょう。これだと自分が思えるなら、何歳になって見つかってもいいと思うんですよ。

假屋崎省吾

順風満帆に何もかもうまくいってしまった人は、何かあった時に崩れやすい。色んな事に苦しんだり、失敗したり、紆余曲折があった人のほうが、強いんです。雑草は踏まれて、踏まれて、強くなっていくでしょう。それと同じです。挫折はね、人生の宝物なんですよ。「迷う」ってことは、いろんな可能性を見出すことですから、若いうちはいくら迷ってもいいと思うんです。
人生には選択を迫られることがいくつも訪れます。その時、もし決断が間違っていたかなと思ったら、さっさと辞めることも大事です。さっさと見切りをつける。いくらやったって駄目なものはダメなんだから、見切りをつけることって、とても大切だと思います。

弘兼憲史

父がこう言ったんです。「そうか、辞めたのか。一生は往復じゃない。片道切符なんだ。だから、やりたいようにやった方がいい。」
遊んでいたら普通の人です。僕は普通の人になるつもりはなかったですから。
僕はこれまでも、将来どうなるかなんて一度も考えたことはない。そもそもプラス思考なんです。失敗したらどうしようなんて考えない。上手くいくときのことばかりイメージしている。

立松和平

お茶を濁すような生き方、いい加減な生き方をしていると、歳をとってから全部報いてくるんです。僕も若いことはいい加減な生き方をしていたけど、一途だったと思いたい。苦しかったけど、必死で生きていたと思いたい。何も持っていなかったけど、魂は満足していたと思いたい。魂に嘘をついたら、やっぱりいい人生は送れないと僕は思うんですよ。

倉田真由美

迷ったら積極的なほうを選択したほうがいいといいたいですね。動きのあるほうを選ぶということ。好きな人に告白するか、しないかという迷いなら、告白するほうを選ぶ。転職しようかどうか迷っているなら、当然、転職するほうを選ぶ。だって、動かないと何も変わらないから。私自身を振り返ってみても、後悔って行動しなかった後悔ばっかりなんですよ。
そしてそういうのは、後々まで尾を引くんですよ。やろうと思ったことは、絶対にやっておいたほうがいい。チャンスは2度とめぐってこなかったりしますからね。
実は積極的な選択をすると、失敗した時のダメージは大きいんです。でも、その分だけ大きなものが得られる。
失敗はしたっていいんです。大事なことは、失敗した経験を消しゴムで消してしまわないこと。ちゃんと反省して次に結び付けることです。
積極的な選択をすると必ず何らかの変化がおきます。それは考え方を変えてくれたりする。考え方って、どんどん変わって言っていいと私は思うのね。絶対的な信念に凝り固まって、そこから動けない人って成長力がない人だもん。そして成長できないとどうなるかというと歳をとるのが悲劇になる。

谷川浩司

長くやっているとどうしても慣れと飽きが出てきます。好きなことでも、そういう気持ちになることがある。・・ダラダラと過ごすのではなく、目標を持って、新しい気持ちで毎日を過ごす。これが長くプロの世界でやってこられた理由だと思っています。
毎日の努力の積み重ねを、それほど苦にせずにできることこそ、実は才能と言えるのではないでしょうか。謙虚な努力は自信にもつながります。・・勝負事では、気持ちのあり方は非常に大事なもの。自信が持てるようになるためにも、日々の努力が大切になるんです。
実は(次の手を)読むよよりも読まないほうが大事なんです。・・本筋に近い、幹に近い3つの手を読む。太い幹を見極める大局的な感覚がとても重要なんです。
やはり原点に戻ってみる。自分の本当の声に耳を澄ませてみるべきだと思います。仕事なら、好きな仕事をすること。好きなことでも長く続けるには努力が必要です。やりがいがない、面白くもないでは、長く続けられるはずがない。

榊原英資

投機家のジョージ・ソロスは、fallibility(誤謬性)を一つの哲学にしています。人は常に間違えるということです。・・もちろん信念は重要ですが、他人の言うことに耳を傾けることも大切。人は間違えることがあるからです。そして、間違ったと感じたら、すぐ退却する。信念と謙虚さの共存。これが知的な生き方だと。
ロバート・ルービンの言葉です。世の中に確実なものなんて何一つない、と。だからこそ必死に情報を集め、考える。優秀な人の言うことを素直に聞ける。そしてより良い結論を導ける。

中谷巌

色んな計算をしていたら、辞めることは出来なかったと思います。
でも、進むべき人生は別にあるのではないかと思ったんです。リスクは大きいけれど、最も面白い人生に挑むべきではないか、と。
それまでは飲んだくれ営業でした、ところが留学してみたら、ノーベル賞をもらった教授や、びっくりするほど優秀な連中が集まっていた。ここで生まれて初めて、全力を出さなければ生き残れないと思いました。
それこそ経済学の論文なんて、最初は全く分からなかった。でもわからないと脱落するしかない。同じ人間が書いたものじゃないかと開き直って必死になってやると、分かるようになるんです。
2,3年必死で挑む。そうすれば、一つ壁を乗り越えられる。そういうことを人生で3回、4回と続ける。すると、自信が出てくる。
自分を過小評価してはいけない。少なくとも何もしないよりは、一歩踏み出すことが大事。たとえ、それが苦しさ、辛さを呼ぶものであっても、そこから、必ず何かが見えてくるからです。そしてそれは、じっとしている人生より、格段に楽しい人生になるんです。

岩崎究香

そもそも、お座敷では毎日の行いが出んのどす。毎日、きっちりとしたリズムで暮らしているか。どんな時も、立ち居振る舞いや挨拶がちゃんとできているか。うちは夜中の2時、3時に戻っても、毎朝6時に目を覚まし、毎日きっちりと同じリズムで生活し、それが狂わんようにしてました。
やっぱり好奇心旺盛。興味をそそられることには、「あ、それ面白い」。目をキラキラさしてね、腰の低さも共通点。お人柄が出ますわね。サービス精神も旺盛。
見込みのありそうな人、突きぬけそうな人は、自分を知る人どすね。自分が何に向いてるか、何が得意かを知っている。・・早いとこ、自分の向いてるとこに気づいて、伸ばしていく。大事なことです。

茂木健一郎

どこかに所属していないといけないという概念はもう古い。イギリスでは「ギャップ・イヤー」という慣習があって、大学に進む前などに、1年くらいどこにも所属していない期間を持ちます。その間に旅行やボランティアをするのですが、アイデンティティーの確立に大いに役立っているのです。
個人の価値をあげるためには、「コミュニケーション力」と「創造力」が必要です。しかし、これらは一朝一夕に養えるものではありません。「不確実性を楽しむ」事ができるかどうか、これが重要なんです。

プロ論。

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プロ論。―才能開花編 (徳間文庫)

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