「脳にいいこと」だけをやりなさい!

脳科学から見ると「人は変わることができる」ということこそ事実です。この事実を活かすことで脳は感情や記憶の中心となる回路を作り替え、体全体にダイナミックな変化が起こるのです。

ギルバートによれば、私たち人間は将来の幸せを予想するのが得意ではなく、欲しい物を手に入れたあとの幸せを常に過大評価している 、といいます。

作家のジャック・キャンフィールドは、次のようなシンプルな公式を唱えています。
「出来事+あなたの対応=もたらされる結果」

作家エックハルト・トールは、問題を続かせるマイナスの被害者エネルギーは、今の力に気づくことで取り払われるといいます。

被害者としての生き方は、過去が現在より力を持っているという、真実とは正反対の考えに基づいている。自分の今の苦しみや「自分はこんなはずではない」という思いは、全て他人がしたことのせいだとする考え方だ。

だが真実は、唯一力を持っているのは「今この瞬間」である。これがわかってしまえば、今の心の状態はすべて 他の誰でもない 自分自身の責任であり、過去は今の力にはかなわないのだと思えるようになるだろう。

私たちから幸せを奪う習慣は、主に3つ;不平を言う、他人のせいにする、自分を恥じるですが、どれも間違った被害者意識から生まれるものです。

研究によれば、人は一日に六万個の物事を考えていて、その95%は前日も前々日も考えていたことだといいます。・・問題なのはその習慣的な考えの約80%がネガティブなものだということ。・・アメリカ国立衛生研究所が脳の血流や活動の様子を測定したところ、ネガティブな考えは脳の中の憂鬱や不安を引き起こす部分を刺激するといいます。一方で、ポジティブな考えによって、脳内は穏やかになり、有益な影響が生まれていることがわかりました。・・毎日幾度と無く襲ってくる悪い考えは、「真実」とは限りません。・・人は時として狭い視野で物事を見て、自分の考えが正しいと思い込み、疑いもせずその考えに沿って行動してしまいますが、これほど愚かしいことはありません。

幸せの本当の敵は、思い込みや錯覚です。物事を違う角度から見て真実がわかったら、苦しみは少なくなります。正しい考えを持っていれば、何でも克服することができます。何が起ころうと幸せでいられるのです。

感謝の気持ちに理由はありません。持っているものがどんなに少なくても、感謝することはできますよ。感謝とは、あるがままの状況を素晴らしいと考え、一瞬一瞬を満たされた気持ちで生きる事です。・・幸せだから感謝するのではありません。感謝するから幸せなのです。

  • 水分を多く摂る。

食事でとった栄養を十分に吸収するためには、水に不生まれる水素と酸素が必要です。空腹感が、実は水分不足から来ている場合も多いのです。次にお腹が空いたと思ったら、スナック菓子に手を伸ばす前に、まず水を飲んでみるといいでしょう。
幸せを阻害する食べ物を避ける。

  • 砂糖を控える

砂糖は強い習慣性があり、脳内のバランスを崩し、憂鬱や不安を引き起こし、気だるさやエネルギーの低下を生んで、午後三時頃になると猛烈な眠気を引き起こす原因になります。

  • 炭水化物を減らす

白いパンや白いご飯、白いパスタなどの生成された炭水化物は血糖値を急激に変化させ、気分をコロコロ変えてしまいます。現代人の食生活はデンプン質と生成された炭水化物にあまりにも頼りすぎていますが、それらを玄米や雑穀に切り替えるだけでも精神的にずっと落ち着くでしょう。

  • カフェインを排除する。

カフェインは脳の化学物質アデノシンの働きを妨害し、結果として血中のアドレナリンを増やす作用があります。・・飲んだ直後は、神経が刺激され、頭がすっきりし、ヤル気が出てくるかもしれませんが、その効果のピークは、30~60分後です。ピークがすぎればやる気も急激に下がります。

ハーバード大学で精神医学を研究しているジョン・レイティは、スポーツ選手を対象に、ある調査を行い、その結果、運動の後には幸せの化学物質 ドーパミンセロトニン、ノルエピネフリン が増えているということがわかりました。また、うつ状態を改善するのに、運動のほうが処方薬より効果があったという報告がいくつも出されています。

アーユルヴェーダの医師ジョン・デュイラール
呼吸が浅くても生きて入られますが、それでは酸素が細胞レベルにまで行き渡りません。幸せを促す化学物質が細胞の中を流れるようにするためには、深く呼吸し、細胞の中の通り道から老廃物を取り除く必要があります。そこで、腹式呼吸は細胞の浄化にとても効果があります。

「気持ちが落ち込んだ時には続けて三日間、夜十時(出来れば九時)には眠りなさい」

心理学者エドワード・ディーナーは、幸福感を生み出す一番の要素は「人生に意味を見出して・・長いスパンの目的を持ち、それを楽しむこと」だと言っています。

アルベルト・シュバイツァー「成功が幸せの鍵なのではない。幸せが成功の鍵なのだ。いましていることを好きになれば、成功は自ずともたらされる。」

心理学者ミハイ・チクセントミハイは、人が何かに没頭している時の純粋な快楽状態を「フロー(流れ)」と呼びました。・・時が止まっているように感じられたり、実際には何時間も立っているのにほんの一瞬に感じられたりして、完全に集中している精神状態のことです。

必要なのは自信を持って前に進もうとすることで、直感に従って道に沿っていけば、チャンスは思いがけないときにやって来ます。

「脳にいいこと」だけをやりなさい!

「脳にいいこと」だけをやりなさい!