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20 under 20 答えがない難問に挑むシリコンバレーの人々

この部屋にはテクノロジー企業の経営陣も、野心的な若者たちもいた。しかしティールや審査員はもちろん、ファイナリストたちに至るまでマンハッタンのカクテルパーティで普通に出会うような人種ではなかった。社交ベタで打ち解けた会話やジョークを苦手とし…

ヒラノ教授の論文必勝法

お金を払って掲載してもらうのが研究業績で、原稿料をもらうものはアルバイト 人文社会群時代にお付き合いした文系研究者は、論文よりも著者にウェイトを置いていた。研究所だけでなく海外で出版された教科書の翻訳、一般読者向け読み物や新書、また中央公論…

工学部ヒラノ名誉教授の告白 エンジニアが「物書き」になったワケ

名誉教授号とは、バレンタインデーの義理チョコのようなものだ。その心は、もらっても大して嬉しくないが、もらわないと(みんながもらっているので)かなり傷つく 「君は、理工系人間は恵まれなかったと思っているようだが、エンジニアは好きなことをやった…

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

親が本気じゃないとダメだと思う。でも、大抵の親は本気だよ。特にピアノ専攻やヴァイオリン専攻では、二歳とか三歳から音楽やってて当たり前だから。小学校から始めたら、遅くてハンデがあるねって言われるくらい。 演奏家は体力勝負だもの。ハードなのよ、…

経済数学の直観的方法 マクロ経済学編

日本の経済学部を眺めると、筆者にはどうも経済学部の学生が置かれている状況が、江戸期の和算家と似ているように見えなくもない。つまり天体力学こそいわば微積分の魂だったのだが、経済学部では、天体力学の話は文系には馴染みがないとして下手にそれを省…

なぜ良い戦略が利益に結びつかないのか―――高収益企業になるための5つの実践法

本当の勝ち組企業は、自社を差別化する小数のケイパビリティを経営の中心に置き、それらを巧みに融合させている。これを実現した企業のことを、我々はコヒーレンス(一貫性)を有する企業と呼ぶ。 その企業と他社との違いを際立たせるバリュープロポジション…

ブルーバックス通巻2000番小冊子

大栗博司「私はアメリカの大学に勤務していて、職業は英語ではプロフェッサーといいます。これは本来はラテン語で、自らの信じることを公に述べるという意味でした。たとえば、カソリック教会でキリスト者になるときに行う信仰告白の「告白」は、プロフェス…

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

ペイジ「たとえ失敗したとしても、完全に失敗するようなことはめったにない」・・・必ず何らかの成果を得られるはずだと。「皆、それが分かっていないんだ」。 会話の中でペイジはこの本によく言及した。この書物は、彼が信奉するユーザビリティという名の「…

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語

ティーパーティ運動やウォール街占拠運動の発生、ウィキリークスの登場は、それぞれ目的は違えど、権力を特権エリートから個人の手に取り戻すという願いは一致していた。ビットコインはそうした願望に対して、IT世界が出した明白な答えだった。 自分が金持ち…

「プレゼン」力 ~未来を変える「伝える」技術~

会議からの帰りに空港までタクシーに乗ったら、ドライバーからまず「コマーシャルか、プライベートか」って聞かれたんです。「えっ、何のこと?」と思っていたら「コマーシャルジェットで帰るのか、プライベートジェットで帰るのか」と。それは「コマーシャ…

プライベートバンカー カネ守りと新富裕層

証券営業は顧客の奪い合いでもある。野村では他の野村支店の顧客を取ってくると、社内で評価された。「この世界は野村同士でも弱肉強食だ。お客さんを取られる方が悪い」・・・逆に、日興証券や山一證券の客を引っ張ってきても、「何だ、それは?」という感…

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

ソフトウェアを書くスキルがあれば、職を失うことはないだろう。しかし、他人とうまく付き合う能力を組み合わせれば、世界を変えることが出来る。本書は優れたプログラマになるための本ではない。最高のプログラマになるための本だ。Clay Johnson ミーティン…

世界のへんな肉

一度、味を覚えてしまうと、もふもふしたあどけない顔の動物も、もはやただの肉にしか見えません。日本でも動物園にいる動物たちを指さして「あいつはうまいが、こいつはまずい」と教えて友人たちをドン引きさせてしまうようになりましたが、もし地上から豚…

ビジネスモデル・ナビゲーター

2013年に実施されたボストンコンサルティンググループとMITスローンビジネススクールの共同調査では、事業の持続性に関する成功要因がビジネスモデル・イノベーションであるとの調査結果が記されている。同調査では、このようなイノベーションを実施した企業…

シェアリングエコノミー

MITの経済学者エリック・ブリニョルフソンと共同研究者(ロリン・ヒット、ティモシー・ブレスナハン、プラサンナ・タンベなど)が一連の研究から得た結論は、デジタル技術には企業の経済活動の生産性を劇的に改善する可能性が秘められているが、この生産性向…

直感力を高める 数学脳のつくりかた

脳は非常に注意深い状態とリラックスした安静状態の2種類のネットワークを適宜切り替えていることが分かってきた。「集中モード」と「拡散モード」 集中モード思考は数学や科学の学習に欠かせない。合理的・逐次的・分析的方法を使って問題を解くときには、…

GDP――〈小さくて大きな数字〉の歴史

アメリカの経済分析局がGDPを「20世紀でもっとも偉大な発明のひとつ」と称したのも、あながち誇張とはいいきれないだろう。・・・GDPは20世紀の経済における急速なイノベーションやデジタル化された無形サービスには対応しきれていない。 国の経済全体の大き…

シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略

作家のクライブ・ハミルトンが説くように、「買ったものと使うものの差が、すなわちムダ」だ。 現代の物質主義は、私たちの欲望をあおることによって成り立っている―決して満たされることがない欲望によって:「快楽の踏み車」と表現する。必死に働いてたく…

GILT(ギルト) ITとファッションで世界を変える私たちの起業ストーリー

「何かを創造して、もっと大きな自分になりたい」 ギルトはショッピングを、他の人達と競争し、短時間で中毒性のあるスリルを味わう娯楽に変えるだろう。 アレクサンドラ、MBAを取得したら、もう金融業界には戻らずファッション業界に行く、と約束してくれ。…

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

要するに、どんな分野であれ、大きな成功を収めた人たちには断固たる強い決意があり、それがふたつの形となって現れていた。第一に、このような模範となる人達は、並外れて粘り強く、努力家だった。第二に、自分が何を求めているのかをよく理解していた。決…

悪いヤツほど出世する

2012年ライトマネジメント仕事満足度調査・・・ 全世界で約3万人の被用者を調査した結果、国によってばらつきはあるが、28~56%が今の仕事を辞めたいと答えたという。・・・ギャラップ2012年調査・・・アメリカでは仕事に意欲的な被用者は全体…

Yコンビネーター シリコンバレー最強のスタートアップ養成スクール

スタートアップを起業するのに最も適した年齢があるとするならカルビンたちがそれだった。学部学生よりは多少成熟しているものの、まだ家のローンや子育ての重荷を背負っていない。そういう年齢になってしまうと、給料の良い安定した大企業の職を捨てるのは…

数学者たちの楽園: 「ザ・シンプソンズ」を作った天才たち

1951年、ニューズウィークはナードnerdとは、デトロイトで流行っている貶し(ちなみに読みはけなし、とぼしではない!)言葉であると報じた。1960年台には、レンセラー工科大学(ニューヨーク州トロイにある私立工科大学で、英語圏では最高の技術系大学。小…

いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学

大規模なマーケティング実験で、一部の顧客には有効期限付きのクーポンを送り、他の顧客には同じような期限なしのクーポンを送った。すると、期限のないクーポンのほうが使える期間は長かったにも関わらず、使われる確率は低かった。・・・データ入力の作業…

科学という考え方 - アインシュタインの宇宙

それまで無関係だと思っていた複数の法則が、多様に見える自然現象の異なる表現であって、実は相互に関連しあっていることがわかれば、一段深いレベルでの理解に達したことになる。そうして法則相互の関係が説明できるようになった時、自然は全く新たな形で…

データサイエンティストが創る未来 これからの医療・農業・産業・経営・マーケティング

ビッグデータは強力な手段になりうるが、実のところ、限界も抱えている。コンテンツに―測定内容と測定方法に―大きく左右されるのだ。データはいつでも集められる。パターンは探せば見つかる。だが、そのパターンに意味はあるのか?本当に知りたいものを測定…

ヤバすぎる経済学

グレン・ワイルの投票の仕組みでは、有権者は好きなだけ何度でも投票できる。でもアイデアのキモは、投票する度にお金を払わないといけなくて、払う金額は投票した回数の2乗の関数で決まることにある。その結果、もう1回投票すると費用は前回の投票より高…

サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠

ウォール街やロンドンのシティで評価されるのは、MBAあるいは経済や金融、天体物理学をはじめとする定量的科学の修士号や博士号だ。タジク人の結婚の風習というのは、世界経済や銀行システムについて執筆するのにおよそ相応しい予備知識とは思えなかった。 …

データを正しく見るための数学的思考

「数学で最善のことは、課題として学ぶに値するだけでなく、日常的な思考の一部として消化し、常に意欲を新たにして何度も心の目の前に置くのにも値する」バートランド・ラッセル「数学の勉強」(1902) 数学を知るというのは、世界のごちゃごちゃしたカオス…

SUPER BOSS (スーパーボス)【後半】

オラクルで身につくスキルで特に重要なのは、チャンスです。オラクルの素晴らしいところを一つ挙げるなら、新しい責任を社員に次々と投げてくることに尽きます。 スーパーボスが常にチャンスを探すのは、部下の潜在能力を広く見ているからだ。普通のボスなら…