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統計学をまる裸にする

私は高校で物理学が大好きだった。でも物理学はスミス先生の講義で私が拒否してきたのとまったく同じ微積分に依存しているのに。なぜか?それは物理学には明確な目的があるからだ。高校の物理の先生が、ワールドシリーズの間に加速度の基本公式を使い、ホー…

ツイッター創業物語 金と権力、友情、そして裏切り

エブが耐えられる唯一の友達のコオロギが、ガレージのあちこちに集まって、パソコンにしかわからない言語を学んでいるエブを励ました。 最初に@を使ったのは、アップルの若手デザイナーのロバート・アンダーセンで、2006年11月2日、弟とのやり取りで…

スタートアップ

投資家に転じた当初、こんなにもひどいアイデアしか思いつかない人たちばかりだとは想像もしていなかった。だからやる気を失ったのだ。 「すべての問題が偏頭痛級ではないということ。スタートアップで成功したいならどうすべきか。顧客にとって本当に深刻な…

残酷すぎる成功法則

www.bakadesuyo.com これまでに2人の参加選手の命を奪った危険なレースがある。 自転車によるアメリカ大陸横断…レース・アクロス・アメリカ(RAAM)の事だ。約4,800kmを12日間で走破しなければならない過酷なレースだ。休息日などない。スタートすればゴールま…

ゲーム理論はアート

日本人ゲーム理論家では五本の指に入る松島先生によるゲーム理論の手ほどき、とくに第三章、第四章のアブルー・松島メカニズムの説明は圧巻。 ただやみくもにその詳細を調べ上げても、事の本質に迫れないばかりか、かえってますます混乱していくような難題だ…

SPRINT 最速仕事術

メリタ・ベンツの教訓は、「偉大なイノベーションは既存のアイデアを新しいビジョンでとらえ直したもの」ということだ。コーヒーのフィルターはそれまでも試されていたが、金網や布だった。吸い取り紙のアイデアはどこから?その辺に転がっていたのだ。 既存…

MONEY もう一度学ぶお金のしくみ

きわめて経済学的にまっとうな「お金」の教科書、第10章「日本」は日本人なら知っておくべき。 あの小さな円盤や紙切れの本質は何だろうか。そのもの自体は役に立つように見受けられないのに、それでも経験則に反して、もっとも有用な商品と引き換えに手か…

「幸せをお金で買う」5つの授業

人々は物質的な購入に対しては、買ってからの後悔を経験する可能性がずっと高いのです。 マーク・トウェインの「20年後のあなたは、やったことよりも、やらなかったことによって失望しているだろう」 経験的な買い物に対する満足感は時が経つにつれて増し…

フラッシュ・ボーイズ

あらゆる上場株を買えるダークプールと公設の取引所が、合計六十近くもあり、その大半がニュージャージーに存在しているのはなぜなのか?名前も聞いたことがなかったゲッコーという会社は、どうやって株式市場の出来高の10%も占める取引を行っているのか…

幸福の「資本」論

幸福の条件 自由 自己実現 共同体=絆 3つのインフラに対応 金融資産 人的資本 社会資本 地方のマイルドヤンキーたちは友達を社会資本にしていること 日本社会は(おそらく)人類史上はじめて、若い女性が体を売りたくても売れない時代を迎えたのです。 金…

アマゾノミクス

かつて「情報に基づく意思決定」という言葉がよく使われたが、今ではデータ量があまりに膨大すぎて、人生において何らかの意思決定をするとき、すべての情報に目を通すことはできない。われわれの抱える問題やニーズの解決に役立つデータを活用するには、ツ…

ちょっと今から仕事やめてくる

一方俺は、その人間力とやらが自分には備わっていると思っていた、ただの阿呆だ。社会というものを完全になめていた。 いいか、この世界は数字の取り合い、蹴落とし合いなんだよ。入って半年の新人に大型契約なんて取られたらなあ、俺はその倍の数字を期待さ…

デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか

全体的に広く浅くの議論で、いかにもジャーナリストの人が書いたような本、第二部まで読んでストップしました。 いまだ果たされていないのは、労働時間をまんべんなく引き下げられるように生産の成果を均等に分配することだ。それが実現できていないのは、政…

競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには

競争のそれほど激しくないアマチュアレベルなら、一人の強者が全てにおいてトップを独占することができる。しかし、プロレベルの熾烈な競争のもとでは、自分のもっとも得意なものに特化し集中しないかぎりトップを取ることはできない。 競争の促進は、それぞ…

ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか

ケトン体というのは、先ほども少し触れましたが、ヒトが糖質を摂取しなかったときに、脂肪を分解して栄養にする代謝に代わって、そのときに出てくるものです。 肥満は脂肪が原因、・・・これこそが間違いであって、肥満は糖質過剰摂取で起こる。 妊婦のうち…

ダンナ様はFBI

「ええとね、そうじゃなくて、キーのプロを探すんだ。日本一腕のいいプロの錠前師 でないと、防犯的なセンスで鍵をつけることができないから」 ああ、頭が痛くなってきた。ややこしいことばかり言ってくるから、英語のリスニングがどんどん上手になるわ。私…

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

強い影響力を持っているのは、社会通念を通して植えつけられた常識だ。しかし、常識を心の中から一層したとしても、家族や教師や友人から得た否定的な思い込みがしつこくつきまとい、放っておけば、やはり足元をすくわれてしまうだろう。ここで私たちがしな…

アルゴリズム思考術

最良の物件に入居できる可能性を最大にしたければ、部屋探しに充てる時間の37%(1ヶ月かけるつもりなら最初の11日間)までは結論を出さずにただ物件を見て回る。・・・37%以降は、それまでに見たどの物件よりも良い部屋に出会ったらすぐさま保証金…

天才たちの日課

この本に登場する人々のほとんどはその中間ー日々仕事に励みながら、その進み具合に途切れるのではないかと、つねに不安に思っている。そして、誰もが時間をやりくりして仕事をやり遂げている。 W・H・オーデン その日のうちにやりたいこと、やらねばならな…

最強の経済学者 ミルトン・フリードマン

一時期、極端なまでに宗教を重んじたという逸話は、几帳面な性格をよくあらわしている。いいかげんなことができない。論理的に考えるなら、徹底して理詰めで考える。理路整然とした世界を求めるタイプだ。だからこそ、食事規定をはじめとする正統派ユダヤ教…

ウォーレン・バフェット成功の名語録

秘訣は、次の二つにまとめられるだろう。 原則を立て、それを貫く 自分に投資し、自分を貫く 「本当の投資家であれば、自分が群衆とはまったく逆の売買をしていると考えることに充足感を覚えるものなのである」とは、ベン·グレアムの言葉だ。賢明なる投資家…

ルービンシュタイン ゲーム理論の力

感想 題名や著者のバックグラウンドから予想される内容とは異なり(現代はEconomic Fablesなので、邦題がミスリーディングなだけのようにも思える:神取先生のミクロ経済学の力との対比なのかもしれないが、ベクトルが違いすぎる)、ルービンシュタイン独特…

熊とワルツを

勝つためにいちいち賭けをしていると、負けた時にとても許容できない重大な影響が出るかもしれない。 ソフトウェア・プロジェクトでは概して、勝つために特別なことをするより、負けの程度を抑えるほうが大事なのだ。 部下に向かって、精一杯力を尽くして(…

不道徳な見えざる手

花嫁の生涯でもっとも重要な一日のための準備においては、予算や価格は検討事項としては二の次にしか思えない。 2010年のアメリカの勤労年齢世帯は、現金や当座預金や貯蓄預金や普通預金に1カ月の所得分すら保有していないという。さらに驚くことではないが…

求道心

升田さんがGHQに出向いたとき、出された洋酒のナポレオン (ブランデー) に「こんな冬が来ると負けるようなものが飲めるか」とケチをつけ、当時の将棋界における第一人者である木村義雄さんの話が出ると「木村さんは海軍学校などで講演をしていた。だから日本…

かくて行動経済学は生まれり

1987年、『スポーツ・イラストレイテッド』誌がひいきの野球チーム、クリーブランド・インディアンスに表紙を飾らせ、ワールドシリーズを制覇するだろうと派手に書き上げた時だった。「ぼくはその通り、インディアンスは長年くさってたけど今年はワールド・…

エッセンシャル思考

オーストラリアのホスピスで看護師をしていたブロニー・ウェアは、死を迎える患者たちが最後に後悔していることを聞き、記録し続けた。その結果、もっとも多かった答えは「他人の期待に合わせるのではなく自分に正直に生きる勇気が欲しかった」。 自分に正直…

専業主婦は2億円損をする

非婚化や少子化というのは、日本の社会が「結婚して子どもを産んでもロクなこと がない」という強烈なメッセージを、若い女性に送っているということです。 超高齢社会とは 、高齢者の数が(ものすごく)増えて、若者の数が(ものすごく)少ない社会です。「…

あなたは自分を利口だと思いますか?

高層ビルの高さを気圧計を使ってどのように測りますか?と質問された時に、偉大なる故クレメント・フロイド (シグムント・フロイトの孫で政治家・作家)は期待されている答えを知りながら、それとは違う馬鹿馬鹿しい答えーたとえばビルのてっぺんから気圧計…

ケンブリッジ式 経済学ユーザーズガイド: 経済学の95%はただの常識にすぎない

>第四章の『経済学の百家争鳴』はコンパクトに上手くまとまっている経済学説史。第二部は標準的な経済学の本で学んでもいいように思うので(もちろんこの本の方が新古典派に対して圧倒的に批判的ではあるが)、筆者の政治哲学にあまり同調できない場合(新…