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つれづれなるままに、日暮し、PCにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとをそかはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 Curriculum Vitae Yamanatan Kac 日本科学技術大学理学部物理学科(上田次郎ゼミ) 帝都大学大学院理工学部物理学科(…

9プリンシプルズ:加速する未来で勝ち残るために

もし歴史が指針となるなら、ある技術に一番近いところにいる人々こそが、その最終的な用途を一番予測できないらしい。 1977年に、世界最大級で最も成功したコンピュータ企業の一つDECの社長ケン・オルソンは聴衆を前に「どんな個人であれ家庭にコンピュ…

スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家

人生という旅の半ばでふと気づくと、正しい道を見失い、暗い森の中にいた。ダンテ・アリギエーリ オフィスを遊び場のようにするトレンドはグーグルが最初だが、今では感染症のようにIT業界に広がっている。ただ仕事をするだけじゃダメ、仕事は楽しくなくちゃ…

漫画201711

helck☆☆☆☆ 10月の新刊ラッシュが一息ついたので、今月発売の11巻に向けて総復習。Web版と異なり、コミックス版では巻末でピウイが活躍しているので、ピウイファンはコミックスも買ったほうがいいです。現存のファンタジーものでは五本の指に入る出来で、…

サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」

チーム全体が部分の総和を上回るという概念こそがサッカーを数学的なスポーツにする。野球のバッティングやピッチングの統計のように、チームの個々の要素を足し合わせていくだけでいいなら、チーム全体は部分の総和と完全に一致する。 大学の統計学の講座で…

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

対象が異性であろうが、鳥類であろうが、情景の念は知識欲を喚起する。異性を研究しすぎたものは、ストーカーの汚名のもとに逮捕されるが、鳥への興味は学問に至った。 おそらく、一般に名前が知られている鳥類学者は、ジェームズ・ボンドぐらいであろう。英…

イーロン・マスク 未来を創る男

インターネットとか財務とか法務に詳しい賢い人間が多すぎると思うんだ。そういうことも、イノベーションがじゃんじゃん生まれてこない理由なんじゃないかな ドットコムバブル崩壊後、2002年にグーグルが一気に力をつけるが、これは例外中の例外だった。…

Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略

最近、何か失敗をしたか? 自分に異議を唱える人が身近にいるか? この1週間の間に何か学んだことはあるか?それについて説明できるか? 1つでも答えがノーになるものがあったら、それは危険な兆候である。惰性で生きているということかもしれない。その状…

バッタを倒しにアフリカへ

すべての酒を没収された(後に、賄賂をもらえなかった腹いせだったと知る)・・・深い絶望の淵に追いやられ、アフリカを救ってやるぞという意気込みは過去のものとなった。・・・一連の没収劇を観戦していた研究所のスタッフたちは「コイツは一体何しに来た…

漫画201710

キングダム☆☆☆☆ 蒙恬ファンにはたまらない巻になりました。紀彗もかなりいい奴なので(歴史書で見たことがないので、架空の人物だと思われますが)、なかなかどうして、読者からすると心理的に誰に加担すればいいのか複雑になりますね。 その点、趙王は財政…

男子劣化社会

女性は経済的に自立する能力が同年代の男性よりも高いので、彼らの中から自分と同等のステイタスの男性をパートナーに選べる可能性は低くなる。・・・社会は男らしさをヘゲモニーと結びつけているので、男性には戦士になるか、または一家の稼ぎ頭になる以外…

漫画201709

高台家の人々☆☆☆☆ 映画化もされた高台家の人々もついに完結、懐かしくなって一巻から読み返しました。6巻の前半はある種大団円を迎えた5巻の後日談的で楽しめたのだけど、後半はどちらかと言うとアナザーストーリーとして別巻でやって欲しかったかもしれな…

昔話の戦略思考

より本質的なのは、先の爺さんの成功体験という、たった一つの観測データから、上手な舞がこぶ取りに繋がるという法則が成り立つかのように、欲張り爺さんが思い込んでしまったたことではないだろうか。 全く同一の前提条件を再現できない限り、ある戦略に対…

漫画201708

てのひらにアイを バカエロ枠の監獄学園のストーリーが崩壊し、完全に惰性で読むだけの漫画になってしまったので、後釜として期待される手のひらにアイを。 「バレーをしない度」はぐらんぶるの「ダイビングをしない度」と同等 「バカエロ度」は初期の監獄学…

HARD THINGS

起業にしても、企業の中で取り組む新規事業にしても、大抵のことはうまくいかない。ゼロから何かを生み出そうと思ったら、予定通りに進まないのは当たり前だと思ったほうがいい。むしろ、うまく言ってないときのほうが普通である。・・・2つの能力が必要に…

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

かつて、起業家になるのは大変なことだった。・・・ところが、今の僕らは、なんの苦もなくウェブの恩恵にあずかっている。 ・・・もちろん、失敗することもあるだろう。だがその大小は、クレジットカードの支払滞納くらいのもので、生涯にわたる汚名や貧困で…

よくわかる人工知能

間引きなんて、畳込みニューラルネットワークを使って認識さえできれば、十分に実現できるはずなのに、間引きを自動化しようって言うことはこれまでほとんど考えられてこなかった。 そもそもネット企業はすでに機械学習を活用しており、広告の最適かも含めて…

Airbnb Story 大胆なアイデアを生み、困難を乗り越え、超人気サービスをつくる方法

共有経済の大きな特徴は、アイデア自体は目新しくないこと(スンドララジャン) サンフランシスコに住んでいた二人のデザイン学校卒業生が、失業して家賃の支払いに困っていた。2007年10月、地元のホテルがデザイン博で満杯になるタイミングを狙って、自宅の…

TEAM OF TEAMS (チーム・オブ・チームズ)

ネルソンがつくりあげたものは、命令を単純に実行するのではなく、個人のイニシアチブと批判的思考を大切にする組織文化である。ニコルソンの説明によれば、「ネルソンは市場を作り上げたが、いったん市場が出来上がると、部下の積極性に任せた。こうして、…

現代の名演奏家50 クラシック音楽の天才・奇才・異才

カルロス・クライバー 父子とも大指揮者となると、エーリヒとカルロスのクライバー父子しかいない。・・・1934年になると、フルトヴェングラーがナチス政権と対立し、ベルリンでの公職を辞任・・・クライバーだけでなく、ワルター、クレンペラー、ブレッ…

漫画201707

今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね 7月に5巻が発売と聞いたので、その前に積読を消化。「恋心が殺意に変化する病気」というワンアイデアとキャッチーなタイトルが新鮮。こういうインパクト勝負+プロットは月並み(とりあえず変な組織出しとけみたいな…

LIFE SHIFT

70歳、80歳、100歳になった自分が今の自分をどう見るかを考えてほしい。今あなたが下そうとしている決断は、未来の自分の厳しい評価に耐えられるだろうか?・・・人生が短く、人々が人生で多くの遺構を経験しなかった頃は、取り立てて深く考えなくて…

あやしい投資話に乗ってみた

題名とは対象的に、まっとうな投資対象だらけで肩透かしを食らう。筆者の経済学・金融に関する知識不足も相まってナンダカナー。 グリーンシート銘柄・・・なんとこの会社は、Javaを主としたシステム開発から撤退してしまったのです。 Java技術に強み・・・という…

自己教育とは

「偉大な起業家はみな、教育、特に自己教育の情熱を持っている。自己教育を始めるのに早すぎるということはない」 従来の高等教育は人生で本当に重要なことを考えるのを妨げる脇道だとティールは主張し、「人は(大学に入ると)本当の計画や目的を見失ってし…

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図

いまにして思えば、20世紀のほとんどの時期、モノやサービスの生産者と売り手はずいぶん牧歌的な環境で仕事をしていた。私が学校を卒業して英国空港に就職・・・イギリス国内の旅客航空ビジネスをほぼ独占・・・もし業績が思わしくなければ、会社のオーナ…

Advice for Young Economists

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「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法

海外では健診が長生きに繋がるという強いエビデンスは見られていないのにもかかわらず、日本では2008年に特定健康診査(いわゆるメタボ検診)・特定保健指導がスタートした。・・・このメタボ検診には、2008年から2014年までに約1200億円も…

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

新しい何かを作るより、在るものをコピーするほうが簡単だ。おなじみのやり方を繰り返せば、見慣れたものが増える、つまり1がnになる。だけど、僕達が新しい何かを生み出すたびに、ゼロは1になる。 ティールがもっとも重視する質問が出てくる。「世界に関…

20 under 20 答えがない難問に挑むシリコンバレーの人々

この部屋にはテクノロジー企業の経営陣も、野心的な若者たちもいた。しかしティールや審査員はもちろん、ファイナリストたちに至るまでマンハッタンのカクテルパーティで普通に出会うような人種ではなかった。社交ベタで打ち解けた会話やジョークを苦手とし…

ヒラノ教授の論文必勝法

お金を払って掲載してもらうのが研究業績で、原稿料をもらうものはアルバイト 人文社会群時代にお付き合いした文系研究者は、論文よりも著者にウェイトを置いていた。研究所だけでなく海外で出版された教科書の翻訳、一般読者向け読み物や新書、また中央公論…