予測マシンの世紀

// リンク 補完財と代替財の「財」が材木の「材」になっている。経済学者が書いた本の翻訳でこれはさすがにひどい。ちゃんと出版社がチェックするべき。 ウィリアム・ノードハウスは、詳細な分析をもとに、こんにちと同じ量の光を確保するためのコストは18…

世界的に有名な専門家で基礎知識すら持たない人間がこれほど多いのは、経済学の分野くらいではないか。

経済という複雑極まりないものを理解しようと真剣に努力している者にとってみれば、経常収支と資本収支を足せばゼロになるとか、付加価値額と出荷額は違うといった基本的な原理すら理解していない人々から、あれこれ言われるのはたまらない。世界的に有名な…

漫画201910

// リンク もはや完全に当初のコンセプトに飽きた感のあるプロット、作った世界観で悪ふざけ、もとい十分に楽しみながら終わりを目指してやろう、みたいな作者の意志を感じます。バイコーンの話とか最高に楽しいですね。4点 // リンク 絵もうまい、独自性は…

ピクサー

// リンク 「でも、ピクサーはバンドや俳優と違います。会社です。アニメーション部門にこれから千人採用しても、この契約では、その全員がディズニーの仕事しかしてはならないことになってしまいます。こんなふうに会社全体を縛る契約、ありなんですか?」 …

僕は君たちに武器を配りたい

// リンク メインターゲットは高校生、意識の高い中学生にもおすすめ。大学生では少し遅いかもしれないが、読まないよりはまし。就活生はラストチャンスに間に合ったと思って読みましょう。遅い早いもさることながら、ここに書かれていることはすべて「現代…

その問題、数理モデルが解決します

// リンク 数学を用いて観察される現象を分析する方法を一般に(数理)科学といい、科学は大きく自然現象を分析する自然科学(物理学など)と社会現象を分析する社会科学(経済学など)に分けることができる。中学や高校の物理学では数学が用いられ、自然科…

ウォール街のアルゴリズム戦争

// リンク もっとフラッシュ・ボーイズな話を読みたいと思った人向け(原著はフラッシュ・ボーイズよりも先に出版されたが、マイケル・ルイスの知名度も相まって、翻訳本はフラッシュ・ボーイズが先)。娯楽成分はやや失われ、比較的真面目なトーンで話が進…

漫画201909

// リンク 初期からの読者が読みたいものと、作者が書きたいものの間にギャップが生まれて、埋まりそうにないまま終わりそうだな、という感想です。2点 // リンク 近隣諸国との政治的駆け引きみたいなプロットが並行していますが、ぶっちゃけ本編に深みを与…

タイ・カンボジア旅行覚書

trip t c

観光でタイ・カンボジアに旅行に行ったので覚書。 // リンク // リンク 8月は雨季だが基本的に蒸し暑い。折りたたみ傘は必携で耐水性のある服装が望ましい。靴もGORE-TEX素材の方がいいと思う。 今回はLCCを使ったので、空港はドンムアン空港。ドンムアンか…

MONOQLO 201910

// リンク バズったもの特集 こすらないお風呂洗剤は買いとのこと。ストックが切れたら試し買いしてみたいと思いました。 // リンク 割れないグラスも面白いですね、アウトドアによさそうです。 // リンク 知人に紹介したら、すぐに買ってました。 // リンク…

世にも美しき数学者たちの日常

// リンク まぁ、こんな感じになるんだろうね、という予想通りの出来。決して面白くないわけではないけれど、全体的に踏み込みが中途半端だな、という感想(できないのも分かってるけど)。構成的に、数学好きの一般人を紹介するくらいなら、応用数学者(物…

天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す

// リンク 「お金持ちになる方法」はあるだろうか?標準的な経済学に従えば、大きく3つあるのだろう。1つ目はインサイダー取引を行うこと、2つ目はねずみ講を組成するなど、詐欺を働くこと。言うまでもないことだが、確実に儲かるがゆえに、これら2つは…

漫画201908

// リンク 9巻のカロンが前半の山場、10巻はアラライ変態王子の大虐殺、主人公が出てきたと思ったらまたしても女運に恵まれず(ある意味恵まれてるけど環境に恵まれず)・・・。刊行スピードも相まって、面白いけれど、面白いがゆえに読者をヤキモキさせ…

勝間式食事ハック

// リンク 自分が食べている量の割に痩せない、あるいは太っていくと感じている人は、間違いなく加工食品あるいは非常に糖質や脂質が多い外食の虜になっているはずです。 さらに問題なのが 低脂肪や、低糖を謳った加工食品は、実際にはさほどヘルシーではな…

世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている――ビジネスパーソンのための戦略思考の教科書

// リンク コンサルティング会社マッキンゼーが1800人以上のビジネスリーダーを対象に行った調査では、重要な事業判断を下す際に2つ以上の選択肢を検討するリーダーはほぼ半数であることがわかった。競争相手の反応まで事前に検討するリーダーとなれば、さら…

エコノミクス・ルール

// リンク この本を読むことで多大な恩恵を受けることが予想される読者は、大きく3タイプいるように思う。 自分は経済学を理解していると錯覚し、的はずれな批判を繰り返す大半の人文学者及び自然科学者、及び「非主流派」経済学者 ミクロ・マクロ経済学の…

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ

// リンク ストーリー自体は知っていたので、世界有数のグローバル企業の創業者()にどれくらい忖度したプロットになっているか(どのくらいレイを悪く描くか)が個人的な関心でした。一言でいうとバランスよくできていたように思います。 スティーブ・ジョ…

その問題、経済学で解決できます。

// リンク 歴史的に見て、経済学は理論中心の学問だった。大きな進歩といえばまず、ありえないほど頭のいい人たちが難しい数理モデルを書き上げ、世界の仕組みに関する抽象的な定理をそこから導き出す。でも、コンピュータの計算能力が爆発的に高まり、膨大…

プラットフォームの経済学

// リンク デジタル時代の基礎教養、教科書です。白眉は11章。クラウドを活用できない(どころか理解できない)日本の古きよき大企業がなぜ今のような苦境に陥り、そして今後どうなっていくのか、一目瞭然です。 チェスのグランドマスターであるエドワード…

最新プラットフォーム戦略

// リンク 原著はいいのだが、翻訳者はあまり信用できないし、訳者はじめにが残念。訳語もあまりこなれていない。ちゃんと研究者に翻訳を頼んでほしかった。 B2Bプラットフォームは、サプライヤーに対して何らかの報酬を支払うこともできる。そのためには、…

ゲーム理論入門の入門 (岩波新書)

// リンク ビューティフル・マインドという映画をご存知だろうか。ゲーム理論の基礎を築いた数学者の一人、ジョン・ナッシュの半生を描いた作品だ。内容はまだ観ていない読者のために書かないでおくが、このナッシュという人が、1950年、ゲーム理論で今…

知ってるつもり 無知の科学

// リンク 帯は気持ち悪いので不要に感じました(誰かも知らないし)。中身は非常に素晴らしかったです。「無知の知」を現代的な認知科学で再定義した、というような位置づけでしょうか。意思決定モデルも個人的にはかなり新鮮でした。よく学歴社会(well-de…

誰もが嘘をついている ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性

// リンク 著者も述べているように、強化版『ヤバい経済学』だ。 たとえばセックスを例に考えてみよう。性生活についてのサーベイは当てにならない。私は総合的社会調査(GSS)を分析したことがある。これは米国人の行動をめぐる最も権威的で影響力のある調査…

NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

// リンク 未だに年功序列・終身雇用を夢見ている脳内お花畑な人にはいい刺激になるかもしれません。中身を知りたいだけならカルチャーデックだけで十分なので、エピソードを読みたい人向けの本です。ただ、これをいくら読んだところで、日本の伝統的な大企…

SHOE DOG

// リンク あるトラック運転手が、大胆にもバウワーマンの山の平穏を乱していた。猛スピードで道路を曲がるために何度もバウワーマン家の郵便受けをひっくり返していた。バウワーマンは運転手を叱って鼻にパンチをお見舞いするぞ、などと脅したが運転手はど…

漫画201907

// リンク ちと盛り上がりに欠ける、2点 // リンク アニメ化も絶好調、ややストーリーが飛び飛びに見えるのが気になるけど、キャラ力と面白さがプロットの稚拙さをカバーしている稀有な作品。アニメ化もうまく行っていて、順風満帆。5点 // リンク つまら…

ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち

// リンク すでにシリコンバレーでは、スーツを着ている人たちがモテなくなっています。フェイスブックやグーグルの経営者をはじめ、今伸びているスタートアップで働く人は、純粋に仕事の結果だけで勝負をします。彼らが求めているのは「ゼロから新しい価値…

超越の棋士 羽生善治との対話

// リンク 「ソフトに影響されて将棋が変わってきたことの一つに、あまり手損を気にしなくなっている傾向があるんです。というのは、ソフトは時系列でものごとを考えないんですね。時系列で考えなければ、手損という概念自体がなくなるんですよ。そのときご…

経済数学入門の入門

// リンク 数式に頼らずに推論を行う方法の一つが作図です。経済学において、あえて数式を用いずにグラフを描いてみることは、経済現象を内側から身体で理解するための大切な作業なのです。 通常の数学では、ある関数のグラフを描くときには、インプットの変…

ミクロ経済学入門の入門

// リンク 経済学は社会科学の諸学問のなかでは、数学を最もよく活用する。そうなった理由は単純で、経済学が扱う対象には、財の量、価格、費用など、数字で表されるものが多いからだ。これがたとえば政治哲学のように、社会のあり方を根本から模索したり、…