Depot

つれづれなるままに、日暮し、PCにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとをそかはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

Curriculum Vitae

Yamanatan Kac

日本科学技術大学理学部物理学科(上田次郎ゼミ)

帝都大学大学院理工学部物理学科(湯川学ゼミ)

Ph.D.

專門:システム科学

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About #stars

  • ☆ (must read)
  • ☆☆☆ (nice read)
  • ☆☆☆ (partly interesting)

Favorite Food

  • Citrus hassaku
  • Matcha au lait
  • Chocolate-mint ice cream
  • Vinegared ginger (Gari in Japanese)
  • Gōngbǎo Jīdīng(宮保鶏丁)

What I don't like

  • 手段と目的が一致しないこと
  • 本質的でないこと
  • 無知なのに傲慢な人
  • 自己愛性パーソナリティ障害な方々

Favorite Drama

Favorite Movie

Favorite Anime

Dream

  • 黒猫を飼ってセーレムって名付けること
  • 図書館に住む(家を図書館にする)こと
  • フレンズみたいな友達関係を築くこと
  • ウィーン・フィルニューイヤーコンサートを生で聞きに行くこと
  • 出演者全員コスプレの結婚式をあげること

例えばこういうの

Dunafon Castle Wedding - Heather and Bobby — Philadelphia Wedding Photographers - The Willinghams

  • 全編オペラ(参加者も台本付きでガチで参加させる)の結婚式をあげること
  • イビサ島マヨルカ島に新婚旅行に行くこと。 

帝都大学の有名人について

  • 僕の指導教官でもある湯川学帝都大学物理学助教授(准教授)
  • 理工学部の名物教授といえば、渡来角之進教授。何言ってるかわからない講義で有名
  • 附属病院の下村教授。奥さんと娘さんが美人揃いであることでも有名。
  • UCLA元教授の国立笙一郎さんはうちの医学部出身。
  • 学生時代に文学部を主席で卒業され、現在は文学部で心理学を教えている秋山教授。よく一緒にいる女の人は奥様?
  • 同じく心理学専攻で帝都大学史上最年少で教授になった葛城リョウ先生。秋山さんと葛城さんは学生時代にライバルだったとかいう噂も・・・。
  • 今は刑事になったらしいですが、昔は動物生態学分野で有名だった都島さん。
  • 講義しに来ている推理作家の高村耕司さん。
  • 直森賞、菊川賞、国際文学芸術賞大賞受賞作家の宇佐見さんはうちの法学部OB。

男子劣化社会

女性は経済的に自立する能力が同年代の男性よりも高いので、彼らの中から自分と同等のステイタスの男性をパートナーに選べる可能性は低くなる。・・・社会は男らしさをヘゲモニーと結びつけているので、男性には戦士になるか、または一家の稼ぎ頭になる以外に、社会的に受け入れられる道はない。それ以外の新しい役割はすべて男らしさの伝統的概念を脅かすので、それを受け入れた男性は他の男達からは見下され、異性からは付き合いや恋愛の対象としてみなされにくくなる。

主夫は負け犬とみなされ、いい人はもてない。

この変化し続ける不確かな世の中で新種の困難に直面した多くの若い男たちが、安全な場所にひきこもることを選んでいる。それは、自分で結末をコントロールでき、拒絶される恐れもない。自分の能力を称賛される場所だ。彼らにとってゲームとポルノはそんな安全地帯だ。・・・女性には見られない。なぜなら、女性はたいていこの種の競争を意味のあるものとはみなさないし、ゲームの腕を磨いたところで尊敬は得られないからだ。・・・コンピューターゲームへの依存性向。・・・高リスクでは男性が女性の三倍以上に達した。

男性は、形のいい乳房or丸みをおびた尻orMILF (mother I'd like to fuckの略、セクシーな年上女性)など、一つの刺激で欲情できるのに、女性が欲情するには、かっこよさand子供好きand自信にあふれている、といった複数の刺激が必要なのだ。

 

 

 

 

編集中

男子劣化社会

男子劣化社会

 

 

漫画201709

高台家の人々☆☆☆☆

 映画化もされた高台家の人々もついに完結、懐かしくなって一巻から読み返しました。6巻の前半はある種大団円を迎えた5巻の後日談的で楽しめたのだけど、後半はどちらかと言うとアナザーストーリーとして別巻でやって欲しかったかもしれない。こんな終わり方をされてしまうと、どうしても不完全燃焼感が笑。とにもかくにも、一風変わったシンデレラストーリーとして最高に面白かったです。

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響~小説家になる方法~☆☆☆☆

 7巻来てました、本巻は小休止回で、響きちゃんの暴力性は影を潜め(ちょっと人蹴ってるけど)、響の周りの不穏な動きを小出しに紹介。おそらく、作品史上最大の響の爆発のために力を溜めてるんだろう(最終的には~)。花子回は要らなかったけど、相変わらず面白くて次巻が待ちきれない。それにしても津久井さん嫌なやつだけど一本筋が通っていて憎めないキャラだ。登場人物がみんな格好いい。

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深夜のダメ恋図鑑☆☆☆☆

もうドラマ化確定じゃね?

諒くんのゴミクズっぷりと佐和子・円の毒舌っぷりがとにかく心地良いが、本巻では諒くんの友達(ローカルヤンキー?)とかいう新たなクズが投入されて、ますます阿鼻叫喚な展開に。次巻で佐和子はどうなるのか(元サヤに戻るのか、はたまた新たなダメンズを連れてくるのか)が最大の関心事。

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ふらいんぐうぃっち☆☆☆☆

 貴重な日常系&魔女設定を小出しにして、徐々に読者を世界観に引き込む手腕が絶妙。本巻のピークはナルナルちゃんで決まり、可愛すぎる。

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1日外出録ハンチョウ☆☆☆

 大人気スピンオフ第二弾、中間管理職のあの人の方がカイジよりで、こちらはなんかグルメ漫画にシフトしつつある?短命だとは思うけど、頭を空にして楽しむにはいいか。

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1日外出録ハンチョウ(2) (ヤングマガジンコミックス)

1日外出録ハンチョウ(2) (ヤングマガジンコミックス)

 
中間管理録トネガワ(5) (ヤングマガジンコミックス)

中間管理録トネガワ(5) (ヤングマガジンコミックス)

 

100万の命の上に俺は立っている☆☆

今流行の転生もののアレンジ版、主人公のぶっ飛んだある意味現代人的な価値観や出来る限り複雑にしようと頑張っている設定はある程度ユニークだが、あまりうまく機能しているようには見えない。そろそろ飽きてきた。 

魔法少女オブジエンド☆☆

201708でもうすぐ完結と書いていた魔法少女オブジエンドが無事完結。 あとがきで「こんなに複雑な話はもう書かない」的なことが書かれていたが、そこまで複雑なプロットではない。デスノート以降、凝ったプロットを目指して破綻する漫画が散見されるが、オブジエンドは凝りすぎないプロットだったがゆえに、無事大団円を迎えられたのかなと。正直なところ、最終盤のご都合展開感(つくねの魔法)は否めないが、アイアムアヒーローに比べたら全然マシです。おめでとうございました。

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス)

 
アイアムアヒーロー 22 (ビッグコミックス)

アイアムアヒーロー 22 (ビッグコミックス)

 

アド・アストラ☆☆☆☆☆

9月に12巻が出るので9巻から復習。2人の傑物(ハンニバル大スキピオ)の対立構造は銀河英雄伝説のラインハルトとヤンといい、やはり心躍る。もっともスマイルズ的にこういう英雄叙事詩的な語り口は一面的なものの見方に過ぎないのかもしれないが・・・。

たとえば、歴史上の大きな戦役で名を残すのは将軍だけだ。しかし、実際には、無数の一兵卒の勇気あふれた英雄的な行動なしに勝利は勝ち取れなかったはずだ。人生もまた戦いにほかならない。そこでも無名の兵士が実に偉大な働きをしてきた。伝記に名を残した幸運な偉人と同じように、歴史から忘れ去られた多くの人物が文明と社会の進歩に多大な影響を与えている。自助論(スマイルズ

さて、物語はクライマックス(だと思われる)ザマの戦い(BC202)に向けて着々と準備が進んでいる。キープレイヤーであるマシニッサがなぜ裏切ることになったのか、インセンティブがしっかりと書かれていて納得感。シュファクスのキモさとソフォニスパの悲運な人生っぷり(今後も含めて)が印象的。

マージナル・オペレーション☆☆☆☆

マージナル・オペレーション最新刊出てたのね、ということで読了。8巻までは少なからず俺TUEEE的で、大きな挫折もなかったので、切迫感のある「フィクション」として楽しめていましたが、9巻では一大転機を迎えます。一気にリアル度が増して、主人公が直面している綱渡りの緊迫感を感じて、こちらも胃が痛くなってくる(ザワザワ)。今回は敵が小物なだけにそこまでの被害はないだろうことが予想されるものの、今後より狡猾で強大な敵が出てきたらどうなっていくのかな~、と今後も注目。戦略STG的な面白さではワールドトリガーマージナル・オペレーションが現在のツートップですね。なお、おまけ漫画よ・・・。

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ワールドトリガー 18 (ジャンプコミックス)

ワールドトリガー 18 (ジャンプコミックス)

 

ヒナまつり☆☆☆☆

 ぼちぼち13巻が出るので、記憶を取り戻すべく再読し、別に取り戻す記憶なんてないことを思い出す。ぐらんぶる銀魂のギャグ回と並んで、エロ要素なしでバカ笑いできる(エロ要素ありなら、初期の監獄学園・ぜつりん・初期の僕らはみんな河合荘・手のひらにアイを)空前絶後の荒唐無稽な漫画。(三嶋)瞳ちゃんは恐らく「勝手に動き出し、勝手に成長したキャラ」の代表格。

ヒナまつり 12 (HARTA COMIX)
 
 13巻出ましたね。一応最後に新展開ですが、そんなのどうでも良く、いつものように淡々と荒唐無稽なギャグを垂れ流し。アニメ化も発表されて今後も頑張って。なお、さすがにこのツッコミには草不可避

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ヒナまつり 13 (HARTA COMIX)
 
ぜつりん!(1) (ビッグコミックス)

ぜつりん!(1) (ビッグコミックス)

 
銀魂―ぎんたま― 65 (ジャンプコミックス)

銀魂―ぎんたま― 65 (ジャンプコミックス)

 
てのひらにアイを! 1 (ビッグコミックス)

てのひらにアイを! 1 (ビッグコミックス)

 

七夕の国☆☆☆

 某ブログで紹介されていたので、懐かしくなって再読。七夕の国を先に発表して、寄生獣が後だったのであればもう少し評価されたかもしれないが、逆だったのがこの作品の不運なところ。面白い作品だが、漫画誌に残る傑作に続く作品としてはどうしても力不足。さらに七夕の国の後に連載中のヒストリエが面白すぎることにより、完全に印象ががが・・・。

七夕の国(1) (ビッグコミックス)

七夕の国(1) (ビッグコミックス)

 
寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)

寄生獣(1) (アフタヌーンコミックス)

 
ヒストリエ(1) (アフタヌーンコミックス)

ヒストリエ(1) (アフタヌーンコミックス)

 

地方騎士ハンスの受難☆☆☆

同類の漫画がありすぎて、読んだか読んでないかまったく把握していなかったので、試しに読んだら未読だった。群像劇+主人公は敢えて異世界側というスタイルが構造的な独自性。原作ありなので、プロットは及第点。ちょっとレインの設定(とエロ絵)が鼻につくものの、読んで後悔はしない。ただ、似たような作品が多数存在することを考えると、もう少し新奇性が欲しい。

地方騎士ハンスの受難 3 (アルファポリスCOMICS)

地方騎士ハンスの受難 3 (アルファポリスCOMICS)

 

吸血鬼すぐ死ぬ☆

 10月に7巻が出るとのことだったので、1巻から6巻まで通し読みしようと思ったのだが、3巻で断念。すぐ灰になる吸血鬼の設定をどうも活かしきれておらず、既視感のあるギャグが大半を占めていて全体的に今ひとつ乗り切れない。特筆すべきはアルマジロのジョンくん、ヘルクのピウイに並ぶ可愛いさで萌える。

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吸血鬼すぐ死ぬ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
 
吸血鬼すぐ死ぬ 6 (少年チャンピオン・コミックス)

吸血鬼すぐ死ぬ 6 (少年チャンピオン・コミックス)

 
Helck 1 (裏少年サンデーコミックス)

Helck 1 (裏少年サンデーコミックス)

 

それでも町は廻っている ☆☆☆☆☆

2月に完結したので1巻から通し読みしようと思っていたが、ようやく完了。ストーリーテリングが抜群で、至高の時間でした。また折に触れて読み返したい。紺先輩が終始可愛い。

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昔話の戦略思考

より本質的なのは、先の爺さんの成功体験という、たった一つの観測データから、上手な舞がこぶ取りに繋がるという法則が成り立つかのように、欲張り爺さんが思い込んでしまったたことではないだろうか。 

全く同一の前提条件を再現できない限り、ある戦略に対する反応が同一であるとは限らない。また仮に前提上限が同じでも、対応する結果には偶然が入り込む余地が大いにある。

浦島太郎が不幸だと感じるのは、竜宮に行くための機会費用が十分に高かったはずだと私たちが勝手に思うからである。・・・時代背景を考えれば、食事や燃料も満足に得られず、日々の生存に汲々とせねばらないのが庶民の生活と考えるのが妥当であろう。・・・3年間とはいえじっくりと究極の遊びを楽しんだ太郎は、随分と幸運だったことになる。

土産が一種類で婆さんに選択の余地がなかったなら、明らかに雀たちが悪意を持ってひどい目に合わせようとして用意したものであるから、婆さんはただただ雀を呪ったであろう。ところが、婆さんは、こんなことなら小さい方にしておけばよかったのにという、自戒の念で苦しむのである。つまり、雀たちからすれば、自分たちが恨まれることなく、復讐劇を完結することが出来るのだ。

 一匹一匹がバラバラに仕事をしたのでは力不足だが、整然とした役割分担で組織として見事な能力を発揮し、手強い鬼に辛勝するというすじであったならば、「桃太郎」は経済学で言う分業による価値創造の仮定が巧妙に織り込まれた実に味わい深い作品であると、私はここに書いたことであろう。ところが桃太郎の話では、鬼との合戦場面は実に淡白である。経済学的な分業の教訓どころか、軍事戦術的な機略も全く感じられない。私が調べたどの童話でも、きびだんごを食べた桃太郎とその一行は、すぐさま日本一強力な戦闘集団と化す。・・・戦略的な幼稚さに加え、このような倫理的な不備もあるから、話がつまらないのだ。

わらしべ長者・・・自発的な取引によって経済学的な利益が生まれ、さらに取引に参加したすべての人たちは利益を受け取ることができる、すなわち交換による経済学的価値の創造という、教科書の第一章に出てくる経済の基本原則が美しく表現されている。

わらしべを家に変えた男が大いに利益を得たことは言うまでもないが、他の人達も利を得ていることを忘れてはならない。

市場の非完備性・・・わらしべを持った男が大儲けできたのは、これらの人の間では直接に取引できる場が完備しておらず、また取引を媒介できる人物が彼しかいなかったからである。言い換えれば、これらの人たちの間に眠る経済学的価値を引き出すことが出来るのは、わらしべの男しかいなかったからだ。 

 

漫画201708

てのひらにアイを

 バカエロ枠の監獄学園のストーリーが崩壊し、完全に惰性で読むだけの漫画になってしまったので、後釜として期待される手のひらにアイを。

  • 「バレーをしない度」はぐらんぶるの「ダイビングをしない度」と同等
  • 「バカエロ度」は初期の監獄学園ぜつりん!と同等
  • テニヌ度はテニヌの王子様レベル 

と非常に完成度が高い(言うまでもなく、知的レベルは絶望的に低い)。何というか戸愚呂弟・・・じゃねえや、ヒカリ先生やばすぎぃ。今後も期待。

てのひらにアイを! 4 (ビッグコミックス)

てのひらにアイを! 4 (ビッグコミックス)

 
新テニスの王子様 21 (ジャンプコミックス)

新テニスの王子様 21 (ジャンプコミックス)

 

 ちはやふる

こちらも総決算に入りつつあるヒット作。まつげくんの進化が止まらない。

ちはやふる(35) (BE LOVE KC)

ちはやふる(35) (BE LOVE KC)

 

銀の匙

 久しぶりの続刊、僕らはみんな河合荘の律ちゃんとは違う『じれったさ』を感じるバカップルもようやく・・・と思いきや、また新たな展開が。八軒の3年間の成長も実感できて、素晴らしいストーリーテリング

銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)

 

約束のネバーランド 

次にくるマンガ大賞でまったく面白くない「かぐや様は~」に次いで二位にランクイン、というかすでにマンガ好きの間では評判が確立しつつあるので、今更なにを?感がすごい今作も佳境の4巻に突入。「かぐや様は~」と違って賢い設定の3人がちゃんと賢く見えるので、設定が破綻していなくて安心。逆にこれ以上プロットを作り込むとHUNTERXHUNTERのクラピカみたいに賢すぎる&設定が複雑すぎて読者の一部が置いていかれかねないので、これくらいでOK。変な引き伸ばしもしにくい構造だし(プリズンブレイクばりにブレイクした後も続けるなら分からないけど、少なくともSeason1は終わりだろう。)、どのような着地をするのか*1ワクワク

銀河英雄伝説

 原作は超有名SFで作画が藤崎竜とかいう、絶対に失敗しない銀英伝の第7巻。ファウンデーションもコミカライズされており、SFファンには嬉しい時代。さて、一頻り(ひとしきり)の前座が5巻でようやく終わり(旧帝国暦/宇宙暦時代)、いよいよヤンとラインハルトの直接対決が本格化。wikiにもあるが、アスターテは設定が掘り下げられており、納得感が増している。なおエルラッハの戦死はカットされた模様。オーベルシュタインはフジリューにどうされちゃうのか気になる。

ざっくり年表

  1. ---
  2. ---
  3. 第六次イゼルローン(794/485)
  4. 第六次イゼルローン
  5. 第六次イゼルローン、第三次ティアマト(795/486)
  6. 第四次ティアマト(795/486)、アスターテ(796/487)
  7. 第七次イゼルローン(796/487)
銀河帝国興亡史3 ファウンデーション 対帝国(CLASSICS OF SCIENCE FICTION)

銀河帝国興亡史3 ファウンデーション 対帝国(CLASSICS OF SCIENCE FICTION)

 

 理系が恋に落ちたので証明してみた。

 全体的に薄っぺらいけど、どこかで恋愛頭脳戦を繰り広げている天才たちよりは知能レベルが高い。よく考えたらこいつらM1の設定だし、こんなもん?絵もきれいだし、娯楽作品としてはそれなりに面白い。

理系が恋に落ちたので証明してみた。(2) (メテオCOMICS)

理系が恋に落ちたので証明してみた。(2) (メテオCOMICS)

 

育てち魔おう

 友だちに勧められて4巻まで通読、ばらかもんが勢いを失いつつあるので、今後の子育て漫画枠(なんだ、この枠・・・)は「甘々と稲妻」と「育てち魔おう」の二本柱か(あとはよつばと!だけど休載してるし・・・)。 

育てち魔おう!(1) (講談社コミックス)

育てち魔おう!(1) (講談社コミックス)

 
甘々と稲妻(9) (アフタヌーンKC)

甘々と稲妻(9) (アフタヌーンKC)

 

ファイアパンチ 

気違いが出てきて方向性を見失った意味不明漫画、ようやくあいつから解放されたと思ったら、今度は主人公が頭おかしくなった。打ち切り不可避。

キングダム

 趙との決戦最終幕、とりあえずバジオウ強すぎんよ。

李牧の死を最後まで見届けないとね。

死役所

 次で大台の10巻!!頑張れ。

死役所 9巻 (バンチコミックス)

死役所 9巻 (バンチコミックス)

 

魔法少女オブジエンド

ぼちぼち完結するとのことなので、15巻まで通読。3-40年にわたる歴史的背景から「魔法少女・魔女っ子=正義」という図式が我々日本人の脳内には刷り込まれているわけだが、こうした図式をぶち壊し(魔法少女まどか☆マギカなど)+不条理世紀末グロい系(漂流教室1972-、ドラゴンヘッド1994-、アイアムアヒーロー2009-)=魔法少女オブジエンド、というのが個人的な位置づけ。プロットはそこまで複雑ではなく、驚きはないが、だからこそこういう作品にありがちな「ちゃんと終わるんだろうか?」という不安感やあまりに唐突な尻つぼみ的突然死を迎えないだろう安心感があってよい(アイアム~はひどかった)。

 東京タラレバ娘

テレビドラマ化もされた東村アキコのスマッシュヒット作もようやく完結。全国のアラサーの心を無慈悲なまでに傷つけ、20歳代前半女子の焦燥感を煽った結果、婚活市場に若年層女子の供給が増加したため、さらにのんびり系アラサーの環境が悪化するという悪夢展開もあったとかなかったとか。最近の東村さんの作品だと「主に泣いています」も「かくかくしかじか」も、あんまり印象には残らないけど、まぁハッピーエンド?みたいな銀魂的なエンディングを迎えており、この作品もそんな感じで終幕。真面目に書けば、この漫画も傑作になったはずだろうけど、勿体無いとか考えずにガンガン消費し尽くすのが東村さんらしいと言えばらしいか。

この漫画の本番はとにもかくにも巻末の「タラレBar」だった、最後の最後まで。

 斉木楠雄のΨ難

 安定のギャグレベル、照橋さんは少年漫画史上でもトップレベルのヒロインキャラでは?実写映画版のお父さんとお母さんは田辺誠一内田有紀とかいう謎の豪華さで失笑

 恋は雨上がりのように

積読していたので、一気に3巻読み。良くも悪くも平常運転。このまま最後までスタイリッシュに駆け抜けるのか、プロットに爆弾落とすのか。

 異世界居酒屋のぶ

アニメでは異世界食堂が絶賛放映中なわけだが、個人的にはこちらも捨てがたい。安定した画力としのぶちゃんの可愛さ、いい人しか出てこない優しい世界が心地いい。 

異世界居酒屋「のぶ」(4) (角川コミックス・エース)
 

 賢者の孫

 現在猛威を奮っている異世界転生俺TUEEEE系漫画。こういう系統が流行るということは、それだけみんなこういうものを読んでカタルシスを得たいと思っているわけで、それだけ日常生活に不満があるのか。高いレベルでまとまっているので、オススメの俺TUEEEE系、アニメ化必至

賢者の孫(4) (角川コミックス・エース)

賢者の孫(4) (角川コミックス・エース)

 

 ブラッククローバー

積読していたので2巻一気読み。友情・勝利・努力のジャンプ3原則を忠実に守る漫画。アスタのリカバリーはもう少し引っ張ってもよくね?と思うくらい呆気なくてちょっと拍子抜け。アネゴレオンのキャラはいい感じだけど、プロット的な驚きはないだけに、ここからどうするのかしら。

ブラッククローバー 12 (ジャンプコミックス)

ブラッククローバー 12 (ジャンプコミックス)

 

 鬼滅の刃

 台詞回しの変な漫画、プロットは王道展開なのだけれど、キャラ力が際立っていて、謎の魅力。

鬼滅の刃 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)
 

 THE NEW GATE

 SAO派生系、積読していたので一気読み。俺TUEEEE系ではあるのだけれど、割りとちゃんとファンタジーやっているので好印象。4巻で人気のツバキちゃんがついに登場。

ザ・ニュー・ゲート 4 (アルファポリスCOMICS)

ザ・ニュー・ゲート 4 (アルファポリスCOMICS)

 

山賊ダイアリーSS

 山賊ダイアリーは終わったのか?真偽のほどは知らないが、続編が出たので。相も変わらずスローライフを都会に住む我々に見せつけてくれる。恐らく一生使うことのないサバイバル雑学をたくさん学べ、これで世紀末が来ても大丈夫だとまったく根拠のない自信につながる。

 ダンジョン飯

 4巻で大団円で終わってもよかった気がするダンジョン飯。こういう展開になるなら、初めからファリン救出とかいう目的を掲げずにダラダラ日常系にしていればよかったのでは、と思わなくもない。相変わらず面白いけど、ちょっと息切れ感。

 からかい上手の高木さん

 となりの関くんのパクリかよ!という国民の無言のツッコミで始まった高木さんももう6巻。中学生なのに妙な色気のある高木さんには西片くんだけでなく読者もからかわれっ放し。ワイも高木さんにからかわれたいんや、西片くん頼むからそこを代われ。

*1:o(´∀`)o

HARD THINGS

 起業にしても、企業の中で取り組む新規事業にしても、大抵のことはうまくいかない。ゼロから何かを生み出そうと思ったら、予定通りに進まないのは当たり前だと思ったほうがいい。むしろ、うまく言ってないときのほうが普通である。・・・2つの能力が必要になる。一つは、現状を正しく把握する能力・・・二つ目は、困難の嵐がやってきたときに、次々と手を打つ能力だ。

ビル・ゲイツ・・・情報スーパーハイウェイがすべての企業と消費者を単一のネットワークで結びつけると予想し、インターネットに取って代わって、コミュニケーションの世界を制覇することは論理的な必然だと書いている。ゲイツはあとになって情報スーパーハイウェイをインターネットと書き直した。しかしオリジナル版ではそうではなかったのだ。

ビル・ゲイツ未来を語る

ビル・ゲイツ未来を語る

 

 情報スーパーハイウェイ構想と独自のコンピュータ・ネットワーク規格が、当時どれほど猛威を奮っていたか、いくら強調してもしすぎることはない。モザイクを開発した党のマーク・アンドリーセンと共同創業者のジム・クラークでさえ、ビデオ配信にはインターネットではなく独自規格のどれかを使わなくてはならないだろうと考えていたほどだ。

マーク・アンドリーセンと話したが、僕が会った中で最高に頭がいいと思った。

ネットスケープの上場を機に、ビジネスは新興経済と旧経済に二分されるようになった。

ベン、問題は金じゃない・・・並外れた金だ。

 

ネットスケープを初めて間もないころ、マイクロソフトの新しいWebサーバーは我が社のサーバーが保つ機能をすべて備え、かつ5倍も速く、無料で配布される予定だとわかった。・・・ビル・ターピン「ベン、君とマイクが探そうとしている特効薬は悪くないが、我々のウェブサーバーは5倍遅いんだ。それを直せる特効薬は存在しない。だから、我々は何にでも効く魔法の銀の弾丸ではなく、鉛の弾丸を大量に使うしかない」・・・6年後、私がオプスウェアのCEOだったとき、最大のライバルであるブレードロジックが、大きな商談をオプスウェアからことごとく奪い始めた。・・・顧客は製品を勝っていた。ただ、われわれの製品を買っていなかっただけだ。今は方針を変えるときではない。「この困難を乗り切るのに、何にでも効く銀の弾丸はない。あるのは鉛の弾丸だけだ。」・・・9ヶ月間に渡る必死の努力と驚くほど過酷な製品サイクルを経て、我々は再びこの製品でリードを奪い返し、最終的に時価総額16億ドルの会社をつくった。・・・実存する脅威に直面することほど、ビジネスで怖いものはないかもしれない。あまりの恐ろしさに、社員の多くは向かい合うことを避けるためならなんでもやるようになる。あらゆる代替案、あらゆる逃げ道、あらゆる言い訳を探して、一回の戦いに生死を賭けることを拒もうとする。

どの会社にも、命懸けで戦わなくてはならない時がある。戦うべきときに逃げていることに気づいたら、自分にこう問いかけるべきだ。「われわれの会社が勝つ実力がないのなら、そもそもこの会社が存在する必要などあるのだろうか?」

 世界は、平時に見たときと、日々命を賭けて戦わなくてはならないときとでは、まったく違って見える。平和な時代には、適合性、長期にわたる文化的影響、人の気持ちなどを気遣う時間がある。しかし、戦うときには、敵を倒し、部隊を安全に連れて帰ることがすべてだ。私は交戦中だったから、戦時の将軍が必要だった。

かつてネットスケープのCEOとして私のボスだったジム・バークスデール「我々は、人、製品、利益を大切にする。この順番に。」人を大切にすることは、自分の会社を働きやすい場所にするという意味だ。ほとんどの職場は、いい場所とはかけ離れている。組織が大きくなるにつれ、大切な仕事は見過ごされるようになり、熱心に仕事をする人々は、秀でた政治家たちに追い越されていき、官僚的プロセスは創造性の芽を摘み、あらゆる楽しみを奪う。

 採用する才、何人の候補者をふるいにかけ、何人を面接し、最終的に何人雇ったかというデータを念入りに記録しているスタートアップがよくある。いずれの数値も興味深いが、もっとも重要な統計データ・・・十分に生産的な社員を何人増やしたかというデータだ。本来のゴールに向けての進捗を測定していないため、彼らは教育の価値を見過ごしてしまう

マネジャーの候補者を面接・・・「あなたがクビにした社員は、自分は職務上何を期待されていたかを理解していたか?そしてその期待を自分が達成できていないと理解していた、とあなたは確信できるか?」 

大きな会社と小さな会社で最も大きく違うのは、経営している時間と、創造している時間の長さだ。もっと創造したいという意欲が、あなたの会社に入る正当な理由だ。

あなたが雇用しようとしているのは、架空の会社で働く概念上の幹部ではない。自分の会社の今この瞬間にとって、正しい人物を雇わなくてはならない。

完全な人間などいない。だから、弱みがないことではなく、強みが何かで人を選ぶことが絶対的に重要だ。誰にでも弱点はある。人によって見つけられやすさに違いがあるというだけだ。・・・・自分が必要としている強みを見つけ出し、その分野で世界レベルの人物を探すべきだ。

促進する対象には、定量化できるものと出来ないものがある。定量的な目標についてばかり報告して、定性的な目標を無視していれば、定性的な目標は達成できない・・・純水に数字だけによるマネジメントは、数字通りに色を塗る塗り絵キットのようなものーあれはアマチュア専用だ。

技術的負債・・・行き当たりばったりの汚いコードを書いて一時的に時間を借りることは出来ても、最終的には利子を付けて返済しなくてはならない。・・・経営的負債は、一時しのぎの短期的な経営判断が、高くつく長期的災いを招く。技術的負債と同じく、トレードオフは時として理にかなっているが、多くの場合そうではない。

 

 階層的組織において有能なメンバーは次第に昇進していく。しかし遅かれ早かれ、メンバーは自分の能力の及ばない地位に達してしまう。

ピーターの法則 創造的無能のすすめ

ピーターの法則 創造的無能のすすめ

 

 ある社員がどの階層で無能レベルに達するかを予め知る方法は存在しないから、ピーターの法則は不可避だ。

 ダメ社員の法則・・・大組織においては、どの職階においても社員の能力はその職階の最低の能力の社員の能力に収斂する。

アンドリーセン・・・肩書は段違いに安上がりだ。所詮タダだ。・・・ザッカーバーグ・・・意図的に低い肩書を採用している。・・・平等主義的な企業文化を社員に徹底・・・昇進や給与システムを他社との直接比較にさらさないという効果も。

並外れて頭のいい社員・・・会社を改善するために弱点を発見するのではなく、自分の理論を証明するために弱点を探す・・・この会社は愚か者が経営しており、将来に望みがないという理論だ。・・・そもそもこういった破壊的行動が取れるのは、非常に頭のいい人間だけだ。

  1. 無力感
  2. 性格が本質的に反乱者
  3. 未成熟で衝動的

ジョン・マッデン「一人がバスに遅れれば、チーム全員が待っていなければならない。うんと遅れれば、チームは試合に間に合わなくなってしまう。だからそんなやつは許しておくわけにはいかない。バスには出発しなければならない時刻がある。そうは言っても、時にはあまり役に立つので、バスを遅らせるのもやむを得ないような選手もいる。しかしそれはよほどの選手に限る。」・・・社会全体でもデニス・ロッドマンはめったにいないことを肝に銘じておくべきだ。

ベゾス「顧客に価値を届けることで収益を上げるべきであり、顧客から金を搾り取ることによって収益を上げるべきではない」

ザッカーバーグ「何を壊してもいいから全速力で進め」・・・「イノベーションを起こすことを最優先にして全速力で動けば、何かを壊すことになるのは避けられない」・・・これはブレークスルーになるかもしれないが、やるべきだろうか・・・間違いを恐れてイノベーションを後回しにするような人間は、フェイスブックには無用なのだ。

 英雄と臆病者の違いは何だと思う?・・・両者ともに感じることは同じだ。どちらも死んだり傷ついたりするのは怖い。しかし臆病者は、直面スべきことに直面しようとしない。英雄は自身をしっかり制御し、恐怖をはねのけてしなければならないことをする。しかし、英雄も臆病者も感じる恐怖は同じなのだ。ー伝説的ボクシング・トレーナーのカス・ダマト

平時のCEOは会社が現在持っている優位性を最も効果的に利用し、それをさらに拡大することが任務だ。そのため、平時のリーダーは部下からできる限り幅広く創造性を引き出し、多様な可能性を探ることが必要となる。しかし戦時のCEOの任務はこれと逆だ。会社にすでに弾丸が一発しか残っていない状況では、その一発に必中を期するしかない。戦時には社員が任務を死守し、厳格に遂行できるかどうかに会社の生き残りがかかることになる。

会社の社員は、全体として創造性があり、知的で、モチベーションが高いだろうか?それとも、部下たちは怠け者で、ずる賢く、就業時間になるのをずっと待っているタイプだろうか?もし後者であるなら、そのような会社には創造性は無用だし、決してイノベーションは起きないだろう。そんな会社は失敗を運命づけられている。

買収に関して正しい判断を下すためには、・・・ 市場の潜在的規模は現在より少なくとも一桁以上大きいか?そこでナンバーワンになれるか?もし答えが友イエスでないなら、買収に応じることを検討すべきだ。

ベンチャーキャピタル・・・ゼネラル・パートナーには一定の経験を求めることをモットーにしたい。実際に会社を起業し、経営した経験があるものだけが起業して会社を経営する人々に助言する資格がある

歴史的に見て、VCの利益のほとんどは大成功を収めたごく小数の投資先から上がっている。しかもそうした大成功を引き当てるのは、ごく少数の同じ顔ぶれのVCだ。VCは800社以上存在するが、巨額の利益を得ているのは6社くらいしかない。・・・最優秀の起業家は最優秀のVCはとしかしごとをしたがらないのだ。・・・われわれがVCを成功させたいなら、この悪循環を断ち切り、最優秀な起業家を惹きつけるブレイクスルーを生み出す必要があった。

自分がまず動き、決断しなければ何も始まらない

HARD THINGS

HARD THINGS

 

 

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

かつて、起業家になるのは大変なことだった。・・・ところが、今の僕らは、なんの苦もなくウェブの恩恵にあずかっている。 ・・・もちろん、失敗することもあるだろう。だがその大小は、クレジットカードの支払滞納くらいのもので、生涯にわたる汚名や貧困ではない。ウェブの凄さは、それが発明だけでなく生産の手段をも民主化したことだ。事業アイデアがあれば、ソフトウェアのコードを組むだけでそれを商品化できる。

デザインをいよいよ製品化するときには、大企業に頼み込んで自分の特許をライセンスして貰う必要はない。自分で製品を作れるからだ。・・・ここ20年間のオンラインの歴史は、過去に例のないイノベーションと起業の爆発的な増加の歴史だ。・・・オートメーションの流れはこれからも続くー大手製造業が先進国で創業していくには、そうするしかない・・・中小企業の役割は大きく変わるだろう。スタートアップ企業がテクノロジー業界におけるイノベーションの原動力であるように、・・・起業家や個人発明家のエネルギーと創造力は、製造業を再構築し、その過程で雇用を生み出すようになる。

スティーブ・ジョブズ「一見かなり複雑そうなことでも、探求と学習を通して理解できると知ったことは、大きな自信になった」

僕達がオンラインの世界に生きているという人もいるが、日常の出費や生活となると、それは誤りだ。僕らは物に囲まれたリアルワールドに生きていて、食べ物や服、車や家が欠かせない。・・・ビットの世界は刺激的だが、経済のほとんどはアトムでできている。

 ヴェンカテシュ・ラオ「蒸気機関の最大の功績は、新天地の植民地化を助けたことではなく、時間の植民地化を始めたことにある。・・・余ったエネルギーから生み出されたアイデアは、さらなる時間を生み、その一部が次のアイデアを生むために費やされることで、さらに時間を生む。そこに好循環が生まれるのだ。」

現代のメイカー的家内工業は、市場への販路を支配する工場に品物を納入するのではなく、自分のウェブサイトで、またはエッツィイーやイーベイといった市場を通して世界中の消費者に製品をオンラインで直接に販売する。19世紀の職人と違って、工場からの注文を待つこともなく、独自の製品を発明し、自分だけのマイクロブランドを築こうとする。安い労働力が優位となるコモディティ市場の中で価格を競うのではなく、イノベーションで競争する。独自のデザインを開発し、大量生産品を意識的に避けるような限られた顧客に向けて、プレミアム価格で販売することもできる。

ついこのあいだまで、世界最大規模のコンピューティング施設は政府や巨大企業や研究所のためのものだった。今、それが皆さんのために働いている。

3Dデザイン共有サイトのシンギバーズを訪れた。すると、そこはザ・シムズと同じ世界だった。・・・ありとあらゆる(ドールハウス用の)家具が揃っていて、ダウンロードし放題だった。・・・20分後には、それが手の中にあった。無料で、お手軽で、リアルな世界よりもはるかによりどりみどりで、アマゾンでさえこれにはかなわない。

weekly.ascii.jp

www.thingiverse.com

 10年か20年後の見らに時計を早送りしてみよう。3Dプリンタは、早くて静かになり、プラスチックから木材から食品まで、様々な種類の素材を使えるようになるだろう。・・・今ある最高の玩具工場よりも、なめらかな表面の製品を作ることができるだろう。

ブロックバスターによる独占は終わったのだ。マスマーケット文化は、ロングテールをもつマイクロマーケットに変わった。・・・人間は、20世紀の市場が思っていたよりもずっと多様だったのだ。僕らが若かった頃、店舗での品揃えが限られていたのは、当時の小売業の経済合理性によるもので、人間の嗜好に幅がなかったからではない。人はみな、異なる欲求とニーズをもつ、唯一無二の存在だ。インターネットには、物理的な市場にはない、僕達全員の居場所がある。

20世紀に特有の3つのボトルネック

  1. 大量生産に見合う
  2. 大量流通に見合う
  3. 消費者の目にとまる

オンラインでグローバル市場に販売すれば十分な需要が見込めるため、より多くのニッチ商品が製造されるようになってきた。・・・本当のウェブ革命は、豊富な品ぞろえ辛子なものが選べるようになったことではなく、僕達が自分のためにものを製造し、それを他の人達も利用できるようになったことにある。・・・企業の後ろ盾や学歴がなくても、才能と情熱があれば、聴衆を見つけられるようになったのだ。

ルーファス・グリスコム「これは、アマチュアルネッサンスなのだ」

製造業は、今やウェブのブラウザからアクセスできるクラウドサービスの一つとなり、誰でも必要なときに必要な分だけ、巨大な工業インフラのほんの一部を利用できるようになった。・・・エリック・リース「製造手段を所有しているかどうかは、問題ではない。製造手段の借り手であることが重要なのだ。」

リーン・スタートアップ

リーン・スタートアップ

 

 人間はある水準まで満ち足りると、高給でもやりがいのない仕事より、給料は劣っても(といっても生活が保証されれば)やりがいのある仕事を、むしろ積極的に選ぶ・・・エリック・ハーストの研究では、起業家の半数は、金儲けのためだけでなく幸福を追求するために起業するという。

消費者には、自分が創造に手を貸したと感じる製品をより高く評価する傾向・・・「イケア効果」・・・ダン・アリエリー・・・1950年台にインスタントケーキミックスが発売された当初は、拒否反応が起きた。ケーキミックスはお手軽すぎて、主婦の労働や技術が過小評価されると感じた人がいたからだ。その後、食品会社は、レシピを変え、ミックスに卵を加えるようにした。・・・手作業を加えることが成功のカギになったと思われる。

メイカーズ・プレミアム・・・コモディティ化に対する究極の対抗策

BMWでは、3万ドルの3シリーズから7万ドルの7シリーズまで、常に多くのデザイン・・・どの車種も全てBMWらしく見えなければならない。その反面、7シリーズは3シリーズの倍以上の値段に見合うだけの高級感がなければならない・・言葉では言い表せなくても、見ればすぐに分かるような、独特の外観があるはずだ。数十年前には、それを作る能力こそがデザインの匠の証しだったし、デザイナー個人の感性が会社の顔になるようなBMWやアップルといった企業では、今もそうだろう。しかし、今日の殆どの企業では、アルゴリズムがその役割を担っている。

アルゴリズム、ソフトウェア、ハードウェア、そしてデジタル工作機械は、現代のプロダクトデザインの新しいスタンダードだ。対象物に同じ型を押し当てる機械式の型押しと違い、アルゴリズムによる成形は表面や全体の外観を変化させ、一つ一つを別のものへと変形させる。

ニール・ガーシェンフェルド「デジタルファブリケーションを普及させるキラーアプリは、パーソナル・ファブリケーションだと気がついたのです。ウォルマートで買えるものを作るのではなくて、買えないものを作るために使われるのだと」

Fab ―パーソナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ (Make: Japan Books)

Fab ―パーソナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ (Make: Japan Books)

 

 3D印刷は、ものづくりの経済を、大量生産から、3Dプリンタを使った小さなデザインショップによる職人モデルへと回帰させる可能性を秘めている。言い換えると、ものづくり、リアルなものづくりが、資本集約型の産業から、芸術とソフトウェアのようなものへと移行するかもしれないということだ。リッチ・カールガード(Forbes)

僕は、ただ楽しむために何かをすることができない。目的がないと面白くないのだ。だから、つい「趣味を仕事に」してしまったあげく、結局楽しめなくなるという悲しい結果に終わる。

 サン・マイクロシステムズの共同創業者ビル・ジョイ・・・コース理論(企業は、時間や手間や面倒や間違いなどの取引コストを最小にするために存在する)の欠陥を就いていた。「一番優秀な奴らはたいていよそにいる」・・・ビル・ジョイの法則・・・取引コストの最小化を優先すると、もっとも優秀な人材とは一緒に仕事ができない・・・会社が雇える人材としか一緒に働けない。・・・ハイエクは社会における知識の利用・・・知識が人々の間で不均質に分散している・・・統制され計画的に協調された組織は分散した知識に手をのばすことが出来ない

スティーブ・ジョブズ自身は大学をドロップ・アウトした天才だが、アップルにはジョブズのような社員はほとんどいない。Think Differentのキャッチフレーズとは裏腹に、今では他の優良企業と同じように経歴が重視される。・・・オープンなコミュニティではなく、企業の形態を取る限りアップルでさえビル・ジョイの法則に縛られる。

企業に比べてコミュニティでは自由と平等が保たれやすい。企業と違って法的責任とリスクがないからでもある。・・・女医が指摘したのは、労働市場が変化しつつあるということだった。インターネットのおかげで、たまたま隣りに座っている人に仕事を頼まなくてもよくなった。

人材のロングテール・・・ウェブのおかげで、人は教育や経歴にかかわらず、能力を証明することができる。また、グループを作り、本業かどうかに関係なく、企業の外で協力することが可能になる。・・・地理的な制約がほとんどない。才能ある人材はどこにいてもいいし、組織のために引っ越す必要もない。

コース理論に基づいて企業を経営しない僕らは、より多くの志納ある人材を引き入れることが出来ている。ひとところに集まることによってではなく、テクノロジーによって取引コストを最小にしているのだ。

 伝統的な大企業は、オンラインのプロジェクトよりも取引コストがしばしば高くつく。グローバルな人材市場からやってくるオンラインコミュニティの参加者に簡単に頼ることが出来るなら、たまたま隣りにいるだけの、この仕事に向いているかどうかもわからない同僚に頼る必要はない。

企業は、官僚主義や手続きや承認プロセスに満ちている。組織のあり方を守るためにそれは仕方がないことだ。・・・新しい製造モデルには、これまでにない製造企業が必要になる。・・・ウェブ企業のスキルを多く取り入れて、製品周りにコミュニティをつくり育てることで、新製品をより速く、より安く、よりうまくデザインできる企業。・・・不透明な環境に対応するために、組織の一部はより階層化が進むでしょう。ですが、高い機動性とオープン性と変化が常に必要な部分もあるのです。

 企業への投資は、個人投資家保護という名目のもとで、証券取引委員会(SEC)によって厳しく規制・・・近隣の中小企業への個人投資やコミュニティの利益から生まれたガレージ起業への個人投資を阻んでいる。・・・事業との個人的なつながりは、どこかのオフィスでまことしやかに作られたSECの申請書類よりも、よほど適切にリスクを評価する基準になるはずだ。投資業界は今、投資家保護の名目で、富裕層以外の投資資産を独占している。

 ナイキの元クリエイティブディレクター、スコット・ウィルソン・・・しち面倒な企業の製品開発プロセスを回避できた。何層にも重ねられた企業の承認プロセスは、真のイノベーションよりも過去の実績を重視するように出来ている。

画期的なネズミ捕り機を作れば、世界中から注文が殺到するはずだ。それが、アメリカの発明家が何世代にも渡っていたいてきた夢物語だろう。だが現実はちょっと違う。画期的なネズミ捕り機を作ったとしよう、ものすごく運が良ければ、どこかの企業がそれに目をつけ、様々な部署に諮り、安く製造できるようデザインを変え、利益を出せる価格を設定できるかマーケティング部門に決めさせる。完成品が店の店に並ぶ頃には、オリジナルのデザインとは似ても似つかない、まったくの別物になっている。 

 ユーザーの応募した商品アイデアのうちどれを生産するかをコミュニティの参加によって決めた後にも、製品開発のプロ集団がものづくりを助け、ややこしい製造の問題を解決してくれるとしたらどうだろう?それがまさにクァーキー(Quirky)のモデルだ。

Quirky: The Invention Platform

 ロングテールが示すように、新しい時代とは、ブロックバスター(大ヒット作)がなくなる時代ではなく、大ヒット作による独占が終わる時代なのだ。ものづくりにも同じことがいえる。ただ、よりオックなるというだけなのだ。より多くの人が、より多くの場所で、より多くの小さなニッチに注目し、より多くのイノベーションを起こす。

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる