Depot

つれづれなるままに、日暮し、PCにむかひて、心にうつりゆくよしなしごとをそかはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

Curriculum Vitae

Yamanatan Kac

日本科学技術大学理学部物理学科(上田次郎ゼミ)

帝都大学大学院理工学部物理学科(湯川学ゼミ)

Ph.D.

專門:システム科学

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About #stars

  • ☆ (must read)
  • ☆☆☆ (nice read)
  • ☆☆☆ (partly interesting)
  • ☆☆(a bit interesting)
  • ☆(oops!)

Favorite Food

  • Chocolate-mint ice cream
  • Gōngbǎo Jīdīng(宮保鶏丁)

What I don't like

  • 手段と目的が一致しないこと
  • 本質的でないこと
  • 無知なのに傲慢な人
  • 自己愛性パーソナリティ障害な方々

Favorite Drama

Favorite Movie

Favorite Anime

Dream

  • 黒猫を飼ってセーレムって名付けること
  • 図書館に住む(家を図書館にする)こと
  • フレンズみたいな友達関係を築くこと
  • ウィーン・フィルニューイヤーコンサートを生で聞きに行くこと
  • 出演者全員コスプレの結婚式をあげること

例えばこういうの

Dunafon Castle Wedding - Heather and Bobby — Philadelphia Wedding Photographers - The Willinghams

  • 全編オペラ(参加者も台本付きでガチで参加させる)の結婚式をあげること
  • イビサ島マヨルカ島に新婚旅行に行くこと。 

帝都大学の有名人について

  • 僕の指導教官でもある湯川学帝都大学物理学助教授(准教授)
  • 理工学部の名物教授といえば、渡来角之進教授。何言ってるかわからない講義で有名
  • 附属病院の下村教授。奥さんと娘さんが美人揃いであることでも有名。
  • UCLA元教授の国立笙一郎さんはうちの医学部出身。
  • 学生時代に文学部を主席で卒業され、現在は文学部で心理学を教えている秋山教授。よく一緒にいる女の人は奥様?
  • 同じく心理学専攻で帝都大学史上最年少で教授になった葛城リョウ先生。秋山さんと葛城さんは学生時代にライバルだったとかいう噂も・・・。
  • 今は刑事になったらしいですが、昔は動物生態学分野で有名だった都島さん。
  • 講義しに来ている推理作家の高村耕司さん。
  • 直森賞、菊川賞、国際文学芸術賞大賞受賞作家の宇佐見さんはうちの法学部OB。

「幸せをお金で買う」5つの授業

 人々は物質的な購入に対しては、買ってからの後悔を経験する可能性がずっと高いのです。

マーク・トウェインの「20年後のあなたは、やったことよりも、やらなかったことによって失望しているだろう」

 

経験的な買い物に対する満足感は時が経つにつれて増していく傾向があるのに対し、物質的な買い物に対する満足感は減少する傾向があるという研究結果が出ています。

物質的な所有物は、段々と背景の一部と化していくように思われるのに対し、経験的な買い物は、時間がたつにつれますますよいものに感じられるようになるのです。

 

エピソードとエピソードの間に休みが入ると楽しさが増えるという結果をカリフォルニア大学サンディエゴ校のリーフ・ネルソンとニューヨーク大学のトム・メイヴィスたちの研究チームが発表しています。おそらく、彼らの研究結果で最も驚くのは、CMがテレビを見るという経験をより良いものにしてくれるという部分でしょう。

とても面白い番組でさえも、5~7分後には飽きてきて、楽しさが減少し始めます。そこにCMが入ると、適応プロセスが中断され、再び番組が始まったときには、私たちはまた番組の登場人物に恋するようになるのです。

 

 

編集中

 

「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)

「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)

 

 

フラッシュ・ボーイズ

あらゆる上場株を買えるダークプールと公設の取引所が、合計六十近くもあり、その大半がニュージャージーに存在しているのはなぜなのか?名前も聞いたことがなかったゲッコーという会社は、どうやって株式市場の出来高の10%も占める取引を行っているのか?

 

証券取引所が「高性能のアルゴリズムを駆使する超高速トレーダーに対して、他のトレーダーに先駆けて取引情報を入手することを許している。取引所に手数料を支払えば、売買注文の情報が『瞬時に送られ(フラッシュ)』、一般に公開されるより、ほんの少し早く情報を入手できるようになる」

 

一つの取引所に発注した時は、画面に本物の市場が現れるのに、一度にすべての取引所に発注すると、なぜ幻になってしまうのか?・・・取引所の数を増やすほど、成立する注文の割合が低下するのだ。つまり多くの場所から株を買おうとするほど、実際に買える株は減ってしまう。

 

注文が届くまでにかかる時間が取引所によって異なるという事実を利用して、市場から市場へとフロントランニング(先回り)をしているやつがいるのはわかった。それなら次はどうするか?

 

本当にかすかなレベルで起こるので、きちんと準備して解決しようとしてもできるものではありません。マイクロ秒なんて想像もできないから、いつのまにか不当に搾り取られていたんです。

 

ブラッドがある市場で株式を購入しようとしているのに気づき、高値で売りつけるため他の取引所で同じ株を購入していた輩がいたのだ。ブラッドはその容疑者を特定した。それが超高速トレーダーだ。

 

 ケーブルの長さを縮める手立てが尽きると、今度はケーブルの両端にある装置に注目が集まり始めた。たとえばデータ・スイッチ。速いデータスイッチと遅いスイッチの差は数マイクロ秒(百万分の1秒)だが、今やその数マイクロ秒が重要だった。「ある男は『遅れが一秒だろうと一マイクロ秒だろうと関係ない。どっちにしろ二番手になるんならな』と言っていた」とローナン。一回の取引にかかる切り替え時間は、百五十マイクロ秒から1.2マイクロ秒。「そのうちこう訊かれるようになった。『君のところはどんなガラス繊維を使ってる?』」。光ファイバーの作り方は、どれも同じというわけではない。中にはほかよりも効率よく信号を運ぶ種類がある。人類の歴史で、これほどわずかな速度の差にこれほど大騒ぎし、これほど多くの資金を注ぎ込んだのは、初めてなのではないかと、ローナンは思った。「取引所の中で、みんな1フィート単位で自社のケーブルの長さを測っていた。サーバーを買っては、六ヶ月ごとに交換していた。数マイクロ秒のためにね」

 

技術についての理解は、ゲームのプレーヤーによって大きく違うのは感じていた。超高速取引の最大手二社、シタデルとゲッコーは、物覚えが断然いい。プロップ・ショップの中にも、理解の早いところはある。大手投資銀行は、少なくともこの時点ではどこも鈍かった。

 

あなたがお金をやり取りする際の情報の価値は、全てブローカーと取引所によって競りにかけられ、超高速取引業者へ渡されているんです。彼らは、その情報を使ってあなたを食い物にしている。

 

 投資形が何より感じていたのは、株をひとまとめに大口で売買するのがますます難しくなっているということだった。投資家たちは公共の証券取引所で売買するのがますます難しくなっているということだった。投資家たちは公共の証券取引所へのいらだちを募らせ、それがきっかけで、ウォール街投資銀行は秘密の取引所、ダークプールを作るようになっていった。2011年には、株式市場の全取引の約30%が、公共の取引所の外で行われるようになり、そしてその場所はほとんどがダークプールだった。ダークプールの魅力は、大口の注文をさらしても、それを悪用されないかとビクビクせずにいられることだと、ウォール街投資銀行は言った。

 

仮にウォール街の銀行が、顧客ではなく自身の利益のために取引したいという誘惑は振り払えても、ダークプールの利用券を超高速トレーダーに売るという誘惑を振り払える可能性はほとんどゼロに等しい。 ウォール街の銀行は、どの超高速取引業者が彼らに金を払ってダークプールの特別利用権を得ているか、あるいはいくら払っているか、明かそうとしない。しかし利用権の販売は当たり前に行われている。

株式市場の注文は、ダークプール内のもののほうが、よく超えてうまみがあるからだ。注文はたいてい大口で、とくに動きが予測しやすい。

 

自分は超高速取引を使ったフロントランニングへの対抗策を見つけたわけだが、ウォール街投資銀行も、実は同じものへ行きあたっていたに違いない。そしてそれを使わない方を選んだのだ。理由は、フロントランニングが生む利益の分け前が、あまりに大きすぎるからだ。「なぜ内が最初にソーを発見したのか、その理由がものすごくはっきりしました。最初じゃなかったからです」

 

プログラムを書くには、子どもを生むようなものです。何かを生み出すこと、技術的なものなのに、芸術作品でもある。それほどの満足が得られるんです

 

ゴールドマン・サックスのビジネスモデルは、今すぐ稼げるチャンスがあるならそれをやる、というものです。長期的なものには、そこまで関心がなかった。

あの人達は、いつも目の前のことをやりたがりました。でも考えてみると、それは既存のシステムを絶えず修正しているに過ぎない。 既存のコードベースは、扱いにくい象になってしまうんです。

 

 

 

 

編集中

フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

 

 

漫画201805

 

 

七ツ屋志のぶの宝石匣 

 ギャグパートも秀逸で安定の面白さ、メインストーリーはあまり進まないので、せっかちな人はイライラするかも。

七つ屋志のぶの宝石匣(7) (KC KISS)

七つ屋志のぶの宝石匣(7) (KC KISS)

 

アルスラーン戦記

 どうも盛り上がりに欠ける。

ソード・オラトリア

これまでと打って変わっていかにもラノベっぽい展開に。本編との絡みは嬉しいんですけど。

 ちはやふる

 食傷気味です。

ちはやふる(38) (BE LOVE KC)

ちはやふる(38) (BE LOVE KC)

 

 やれたかも委員会☆☆☆☆

 2巻が出たのでまとめ読み。断片的にバズったやつは読んだことがありましたが、まとめて読むと押し寄せてくる哀愁がすごいですね。全員やれたでいいだろ笑

やれたかも委員会 1巻

やれたかも委員会 1巻

 
やれたかも委員会 2巻

やれたかも委員会 2巻

 

よつばと!

 久し振りすぎるよつばと!

よつばと!(14) (電撃コミックス)

よつばと!(14) (電撃コミックス)

 

あさひなぐ☆☆☆☆

久し振りにかなり面白い回でした。戦い前の静けさ、選手一人ひとりを断片的に、しかし不満のないように描いていく技はさすがでワクワクが止まりません。もう何度も繰り返された展開のはずなのに、マンネリ感をまるで感じない不思議。さて、いよいよ決戦じゃ。

どんな言い方したって、変えるっていうのは壊すことですもん。そしてオリジナルが偉大であればあるほど、はみ出し甲斐がある。家があるから、家出ができるのと同じですよ。

あさひなぐ 26 (ビッグコミックス)

あさひなぐ 26 (ビッグコミックス)

 

響 ☆☆☆

始めの頃のキレや勢いはなくなり、文学青年・少女の青春群像劇の様相を呈してきましたね。テンポがいいのが救いです。

響~小説家になる方法~ 9 (ビッグコミックス)

響~小説家になる方法~ 9 (ビッグコミックス)

 

夢で見たあの子のために☆☆☆

 面白くなりそうな、中途半端で終わりそうな何とも言えない印象。僕だけがいない街を書いている三部さんなので期待を込めて継続。

異世界居酒屋のぶ ☆☆☆

いつも通りののぶ、5巻超えてくると、どうしてもマンネリになってくるので、この辺りから構想力問われてきますね。「魔女のお店」だけでは少し物足りない?

異世界居酒屋「のぶ」(6) (角川コミックス・エース)

異世界居酒屋「のぶ」(6) (角川コミックス・エース)

 

ブラッククローバー☆☆

 大きな話の節目を迎えましたが、既視感+なんか全体的に散らかっている感じです。

ブラッククローバー 16 (ジャンプコミックス)

ブラッククローバー 16 (ジャンプコミックス)

 

うえきの法則☆☆

 某スレで気になったので読んでみましたが、8巻で断念しました。ところどころ面白いアイデアはあったのですが。

デジモノステーション201805

編集長こだわりの 逸品

期待したほどではありませんでした。

 本誌ではワニ柄のクラッチが紹介されていましたが、FURLAクラッチは確かに地味になりがちなメンズファッションのワンポイントとして良さそうです。

 知名度はないですが、イタリア海軍に採用されたこともあるクロノグラフメーカーのエベラールが紹介されていたのはよかったですね(本誌で紹介されていたのはネイビーマスター)。さすがChronosの編集長です。

 デザインフィルのトラベラーズノートはお洒落で使いやすいです。

トラベラーズノート パスポートサイズ ブルー 15240006

トラベラーズノート パスポートサイズ ブルー 15240006

 

 Amazonで今買うべき銘品50

ELEGIANTのサウンドバー、本来は別ブログで紹介すべきカテゴリーですが笑。

音質は絶賛されていますが、サイズそれなりかなという感想。

デスクトップ周りがスッキリするという意味で、サウンドバーにするのはいい発想です(シアターバーからの派生ですね)。

 4Kプロジェクターの中ではコスパ最高だと思います。初めて買うけど、画質妥協したくなければこれが鉄板です。

BenQ ホームプロジェクター HT2550 (DLP/4K/2200lm/HDR対応/映画鑑賞/ホームシアター)

BenQ ホームプロジェクター HT2550 (DLP/4K/2200lm/HDR対応/映画鑑賞/ホームシアター)

 

 これは前から気になっていたので、雑誌を読んだのを機に買ってみました。

塩麹も作れるのがウリとのことで、一度作ってみましたが・・・まぁヨーグルト作ります。

 プロテインの定番ONも紹介されていました。類似品の中では圧倒的に美味しいです。

 

Begin 201805

BASIC LOVERSはなかなかいい企画(特に初心者で定番モノのアイテムを集めたい人向け)でした。

アウトドア技術+男の洒落服のUBER

 美脚クライミングNORTH FACEのバーブパンツも良さそうです。

 安定のジョンスメドレー、僕も愛用しています。

 巻末にあったマスターピースのビジネスバッグ新ライン、Folderはかなり良さそうです。

master-piece.co.jp

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Begin (ビギン) 2018年 5月号 [雑誌]

Begin (ビギン) 2018年 5月号 [雑誌]

 

 

幸福の「資本」論

幸福の条件 

  1. 自由
  2. 自己実現
  3. 共同体=絆

3つのインフラに対応

  1. 金融資産
  2. 人的資本
  3. 社会資本

地方のマイルドヤンキーたちは友達を社会資本にしていること

 

日本社会は(おそらく)人類史上はじめて、若い女性が体を売りたくても売れない時代を迎えたのです。

金融資産と社会資本をほとんど持たずに地方から都会にやってきた若い女性の中に、唯一の人的資本であるセックスすらマネタイズできない層が現れました。

最貧困女子の誕生です。

最貧困女子を生み出す原因となったのが風俗嬢の大量供給

風俗の仕事が若い女性たちに認知されたのは、獲得した顧客に応じて収入が増える実力主義・成果報酬の給与体系で、出退勤や労働時間、休日を自由に決められる完全フレックスタイムだからです。これはグローバルスタンダードにおける最先端の働き方

最貧困女子・・・彼女たちのセイフティネットは福祉団体やNGOではなく、ヤクザやブローカー、売春業者などが提供しています。なぜなら、搾取するためには生かしておかなければならないのですから。

 

 マイナス金利の世界では、賢い人は利得を最大化するために金融資本よりも人的資本を有効活用する、すなわち働くのです。

 

 大手企業の採用責任者が見ているのは、その学生が「興味の持てない仕事、裁量権のない仕事、希望していない地域での勤務」を命じられても、組織の中で縁の下の力持ちの役割を果たせるかどうかなのです。・・・有能だが個性的な人材は真っ先に選考から外されるのです。

 

学歴には基礎的な知能を証明する以上の価値はなく、大学での成績は入社後は一切考慮されず、すべての新入社員が同期として横一線に並ぶのはこれが理由です。大学院の修士を出ても学部卒と同じ扱いで、博士は年齢が高いのと扱いを別にしなければならないことで嫌われ、そもそも入社できません。

そんな新入社員が、メンバーシップ型の組織の中で、それぞれの伽藍に最適化されたゼネラリストになることを要請されるのですから、こうした仕事環境からプロフェッショナルが生まれてこないのは当たり前です。

知識社会化が進むにしたがって、当然のことながら、仕事に要求されるプロフェッションのレベルは上がっていきます。しかし日本の会社はゼネラリストで構成されており、プロフェッショナルを養成する仕組みを持っていません。

年功序列・終身雇用の日本企業では、プロジェクトの責任者を外部から招聘したり、中途入社のスタッフだけでチームを作るようなことができないからです。そのため社内の乏しい人材プールから適任者を探そうとするのですが、そんな都合のいい話があるわけがなく、スキルや経験、知識のない人間が集まる「不適材不適所」の現場の混乱を長時間労働マンパワーでなんとか切り抜けようとし、パワハラとセクハラが蔓延することになるのです。

 

高度プロフェッショナル労働制

多くのサラリーマンが、「スペシャリストもバックオフィスも正社員ならみな平等」というこれまでのぬるま湯が破壊されることを嫌っているからです。

これまで正社員の既得権に安住してきたバックオフィスのサラリーマンがこの法案に反対するのは当然です。

スペシャリストのサラリーマンまで法案に反対しているのはなぜでしょうか。

そもそも日本の会社には、スペシャリストなどいないのです。そんな彼らにとって、「スペシャリスト的な仕事が優遇される法案」など何の意味もないばかりか、自分になにひとつ「スペシャル」なものなどないことが暴露されるだけなので、彼らが必死に反対するのもやはり極めて合理的なのです。

 

疫病のように蔓延するブラック企業は例外ではなく、低成長に苦しむ日本経済が発見した経営イノベーションであり、日本的雇用の歪んだ構造が生んだ直系の子どもたちなのです。

 

日本の会社の終身雇用は、その実態を見れば、超長期雇用の強制解雇制度です。退職金とは、定年後のまともな仕事を放棄する代償でもあるのです。

 

ひとは「好きなことしか熱中できない」

嫌いなことはどんなに努力してもやれるようにはならないのです。

私たちが自分にあったプロフェッションを獲得する戦略はたった一つしかありません。それは仕事の中で自分の好きなことを見つけ、そこにすべての時間とエネルギーを投入することです。

 

 画期的な商品やサービスを生み出そうとすれば失敗する可能性も高くなりますが、雇用の流動性がない(伽藍の)会社では、いったん失敗した社員は生涯に渡って昇進の可能性を奪われてしまうのです。

大きなリスクを取ってイノベーションに成功したとしても、成果にふさわしい報酬を与えられないことです。「正社員の互助会」である日本の会社では、一部の社員に役員や社長を上回る高給を支払うことができません(この矛盾は発行ダイオードの発明を巡る訴訟で明らかになりました)。

このように日本的雇用制度は、「リスクを取るのはバカバカしい」という強烈なインセンティブを社員に与えています。

経営者自らが大きなリスクを取ってイノベーションを目指すことです。

カリスマが去って官僚化した企業からはイノベーションは生まれません。

 組織の取引コストを教区台化させた大企業はイノベーションを放棄して、ベンチャー企業に投資し、成果が出れば買収しようとします。

 

35歳までにやらなければならないのは、試行錯誤によって自分のプロフェッション(好きなこと)を実現できるニッチを見つけることです。

 

老後とは人的資本をすべて失った状態のことです。

 

個人の人生においても金融資産(貨幣空間)と社会資本(政治空間)は原理的に料率不可能です。富(金融資産)が大きくなると、全ての人間関係に金銭が介在するようになって友情は壊れていきます。地方のマイルドヤンキーが友情を維持できるのは、全員が平等に貧しいからです。

 

日本の社会は、ムラ的な間人主義に最適化され、そこから「やりがい」を生み出すようになっています。会社に滅私奉公することを「幸福」と感じるサラリーマンの感覚はその典型です。

しかしリベラル化する世界でこうした「間人の幸福」は古臭いものになり、自己決定権を持つ「個人の幸福」へと価値観は変わりました。それにもかかわらず、日本の社会は複雑なコンテキストで覆われたベタな政治空間のままで、「自由」な人生を生きることはできず、旧態依然とした「間人の幸福=伽藍の中でのやりがい」を強要されています。

これが、サラリーマンが会社を憎悪する理由であり、現代日本の「閉塞感」の正体なのでしょう。